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第百十八話 エル・ファシル星域会戦リターンズです!!!
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・・・!!もう聞き飽きたわってのよ!!」
艦橋に立つエレインの左手が宙を一閃し、解き放った指揮刀を前方に振った。
「薙ぎ払え!!全艦隊全速前進!!徹底的に殲滅して地獄に叩き込め!!ファエラ!!撃てェッ!!」
エレインはいったん怒りだすと、ティアナ以上の闘志を見せる。前世において二人がぶつかり合った時は双方一歩も引かず、かなりの損害を出しあった末、僅差でティアナが勝利したものの、その実力はほとんど差がない。
正面からぶつかり合った第二十二艦隊とエレイン直属の艦隊は激しく光球を明滅させながら互いの相手を昇華させていく。だが、エレインの闘志と指揮ぶりは相手を凌駕した。数十万のエネルギー波が相手を突きさし、四散させ、宇宙塵に変えていく。
* * * * *
「提督、艦隊が包囲されています!!」
エステルの報告を聞くまでもなく、フィオーナには状況がわかっていた。どうやったのか知らないが、此方の索敵網を潜り抜け、大部隊を背後に回してきたのだ。こんな芸当をやってのけられるのは、自由惑星同盟の限られた将帥だけだろうが――。
「後方に敵の大部隊反応!!電波妨害が激しく、全容はつかめませんが、識別データの中に、これが!!」
サビーネの差し出した端末を見たフィオーナの顔色がわずかに変わる。
「ヒューベリオン!?ヤン・ウェンリー・・・・・。」
両拳がきゅっと握られ、眼は前方の戦況シミュレーションに向けられた。外見からはそれほど変化がないが、ティアナが側にいたら、この時から間違いなくフィオーナが本気になったのだと分かっただろう。
エル・ファシル星域会戦は双方ともに総力戦の様相を呈し、なおどちらかの勝利を決定づけるには至っていない。
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