第78話
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ハッ、退屈しねぇんだったら俺はなんだっていいぜ。」
「ふふっ、少なくても刺激的ではありそうですね。」
「私は何も起こらずに演習を終える事が一番だと思うのだけど…………」
リィン達の会話を聞いて今後の活動が多忙であることに生徒達は様々な想いを口にした。
「うふふ、今までの演習の傾向を考えると少なくてもゲルドの希望通りにならない事は確実でしょうね♪」
「クク、どの演習も”初日”で”ハプニング”が起こったからなぁ?ひょっとしたら、今夜あたりにその紫の猟兵団とニーズヘッグとやらが手を組んで俺達を奇襲してくるかもしれねぇぜ?」
「ちょっ、縁起でもない事を言わないでくださいよ!?」
「しかも、”実例”がありますからお二人の推測が冗談になっていませんわよね…………」
レンとランドロスが口にした不穏な推測にユウナは表情を引き攣らせて指摘し、セレーネは疲れた表情で呟いた。
「…………あの、サラさん。先程エレボニア側のクロイツェンでも猟兵団が怪しい動きをしていると仰っていましたが、メンフィル側のクロイツェンは問題無かったのでしょうか?」
「ええ、メンフィルもそうだけどクロスベルだとギルドは大っぴらに動ける上、軍や警察も協力してくれるお陰で猟兵団の連中も両帝国での活動を控えて、活動はエレボニアに集中しているみたいだから大丈夫よ。」
「まあ、メンフィル・クロスベル共に過去”猟兵”による被害があるから”猟兵”は”犯罪者扱い”だから、領内に猟兵の存在を確認したら間違いなく検挙に動くから、元々猟兵の存在を許さないリベールでもそうだけど、2年前の件でメンフィル・クロスベル領でも猟兵は活動し辛い国になったから、メリットもなくわざわざ活動し辛い国で活動するような命知らずな猟兵団なんて皆無だと思うわよ。」
「そうですか…………今までの事を考えると、エレボニアでの猟兵団の活動が活発な理由は政府もそうですが、政府の意向に同意しているお父様の意向も関係している可能性は高いでしょうね…………」
「姫様…………」
「…………」
エリゼの質問に答えたサラとサラの説明を捕捉したレンの説明を聞いて辛そうな表情を浮かべたアルフィンをミュゼは心配そうな表情で見つめ、クルトは重々しい様子を纏って黙り込んでいた。
「そういえばサラさん。お礼が遅くなりましたが先月はユミルを守って頂き、ありがとうございました。」
「ユミルが再び国際問題になりかねない出来事に巻き込まれる事を未然に防いで頂き、本当にありがとうございました。」
「ああ、その件は別に気にしなくていいわよ。あたしとしては”かかし男”の連中に日頃の恨みをぶつける絶好の機会だったし、ユミルの温泉も久々に楽しめたから、そんな機会をくれたクロスベルに感謝
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