青葉女学園の敗退と廃校
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勝てそうに無いんだよね。そこで青葉の優秀な選手を借りに来たんですよ。」
「成る程、大洗の状況はわかったわ。誰でもいいのなら探してみるわ。」
「いやー、助かるよ。戦車はこっちで用意するからさヨロシクね。」
いつもの表情に戻った杏。
「それにしても私たちと同じ状況におかれている学校がまさか杏の学校だったなんてビックリだわ。」
「私たちと同じって言うことは雫達の学校も?」
「そうよ。でも私たちはもうほとんど廃校決定らしいですけど。」
「そう。私たちは頑張って優勝して、大洗を廃校にはさせない。」
「私も杏には同じ思いをしてほしくないから協力するわ。」
「雫、ありがとね。」
「気にしないで。」
その後、二人は世間話をほんのすこしだけしていた。
後日、青葉女学園の生徒会室に三人の生徒が呼び出されていた。
先日の話を三人に聞かせると、
「元々戦車道の無かった学校には行きたくないです。」
「絶対に行きたくないです。」
「私も。」
「そんなことを言わないで。三人が尊敬している大狩流の生徒さんもいるらしいから。」
その事を聞いた三人は、
「そうなんですか。梨華さん達と一緒に戦えるのなら転校してもいいです。ついでに大洗の危機も救ってきますよ。」
「二人はどうなの?」
「そうですね。あいつらに私の方が優秀だと示すには絶好の機会ね。分かりました、その話にのります。(本当は次期生徒会長を狙っていたのに。)」
「二人が行くなら、私も行きます。」
三人が大洗に行くことを決めると、
「ありがとう。杏にいい報告が出来るわ。」
そう言って三人に紙を渡した。
「転校届けは今週中に出してちょうだい。」
「分かりました。」
「はい。(それぐらいやってくれてもいいじゃないか。)」
「・・・了解。」
「会長が我が校の為にそんなことをしていたなんて。」
「見直しました。」
杏を誉めている二人。
「明日は四校会議があるんだ。ちゃんと準備してよね。」
「はい。」
「分かってます。」
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