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異世界は神皇帝と共に
第2巻
新たな魔法と新たな武具
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魔法効果が付与されたのがあるのか〜と思いながら店の奥にあるコーナーへ。本来の主人公が買ったコートが置いてあったが、そこに飾ってあるガントレットは二つのガントレットを手に取り、カウンターに並べる。

一つはメタリックグリーンカラーで施された流線形のフォルムがいいガントレットで、もう一つは赤と金のカラーで施された鋭角的なデザインのガントレット。

「こちらは飛来する矢などを逸らす風属性魔法の付与されていて、遠距離魔法攻撃を逸らす効果まではありませんが高い魔法防御を兼ね備えています。一方こちらは魔力を蓄積する事で一撃の破壊力が増す効果が付与されていまして、魔力蓄積するのに時間は多少掛かりますと同時に硬化の付与も展開されます。ガントレット自体が破壊してしまう事はありません」

物理遠距離攻撃を逸らすが魔法攻撃まで逸らす事は無理でも魔法防御力が高い、攻撃重視の付与がされてて俺らで言う溜め攻撃が出来る事。防御系か攻撃系か、俺なら両方買うかもしれんと思えばエルゼは両方買う事にしたらしい。

右と左で片手ずつ使えば攻撃と防御の両方使えるから、余った1セットは予備として取っとくと。もし壊れてもいいように、利き手が逆になるのでは?と思ったら問題無いらしい。ボクシングで言うスイッチヒッター。

「畏まりました。装備してみて違和感がございましたらお申しつけ下さい。調整致します」

「ん、大丈夫」

「それではこちらの緑の方が金貨十四枚、金と赤の方が金貨十七枚となっております」

「・・・・一真」

「どうした『金貨一枚足りない』ちゃんと確認しとけよ全く」

合計金貨三十一枚だから三百十万、意外に安いような高いような分からん。空間から財布を取り出して金貨一枚をエルゼに手渡す。白金貨三枚と金貨一枚で支払って会計を済ませる。

「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております」

「やっぱ王都はいい商品が揃ってるわね。まあ高かったけど」

ガントレット二セットは俺が使う空間に入れておいたが、横を歩くエルゼは機嫌がよくて少々浮かれてるがまあいいか。目的のモノが買えたのだから、ゲートを使って宿に帰ろうとするとエルゼが通り過ぎた店前に立ってた。

白いフリルが付いた黒の上着、胸元には大きなリボンタイとレースをあしらった黒の三段フリルのミニスカート。ゴスロリ衣装に近い服装、もしかしてこれが欲しいけどさっき武器買ったから迷ってるのか?

「欲しいのか?」

「へ?えーと『欲しいんだな?』・・・・うん」

「素直でよろしい、早速買いに行こう」

『エルゼは素直じゃないところが可愛いわねぇ』

『だろ?これは例えで言うなら翠だな、あたしが着ても似合わないよと言うタイプだ』

店に入り、店員のお姉さんに展示してある
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