第2巻
新たな魔法と新たな武具
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った魔物の所為だな』
『主は見てただけですが、石の体を持つ魔物であるガーゴイル。正確には盗賊一味に闇属性魔法を使える者が召喚されたガーゴイルでしたが』
四人娘はとても苦戦していた。何せ硬くて剣が効かなく魔法の効果も薄いし、矢も通じないのであれば打撃系統の攻撃を放つエルゼ。風の斬撃を放つ俺により戦いのヒントを得たのか、爆裂系魔法でガーゴイルを破壊してくリンゼ。
術師を狙撃による撃破、捕獲した盗賊と魔法使いを王国騎士団に突き出してギルドの依頼としては完了だけどエルゼ愛用のガントレットがこの状態になったのはその後だった。
「買い換えるしかないかな・・・・」
「ふむ、そのガントレットをスキャンしたが金属劣化もしてるから修理しても壊れると思う」
「これが今までで一番しっくりして物だったのになー」
「武器屋熊八からの情報だと仕入れに五日は掛かるらしいが、その顔だと既に行ってきたようだ」
「そうなのよ、同じタイプのガントレットを探してもないし。なら王都へ連れて行ってよ、あそこなら武器も豊富だと思うし」
「そうだな。ここよりもすぐ仕入れてくれるらしい。確か『ベルクト』に『剛力の籠手』って言う魔法付与のガントレットがあったような」
「『剛力の籠手』?」
「確か何でも筋力増加の付与があったとか」
「何それ凄い気になる!よし行こう!今行こう!出発!」
ガントレットとは言え、赤龍帝の籠手みたいな使い方ではなく殴り合いを目的とした重装甲ガントレットだから需要が少ない。エルゼのような拳や体術を武器にして戦う『武闘士』は、この国では少数精鋭みたいで亜人のミスミド王国には結構いるらしい。
俺が創造の力で創ってもいいけど、それだとチートみたいだから使いたくない。エルゼはせっかちな性格だからか、思いついたら即行動するタイプだからちょい困るタイプ。
「いらっしゃいませ〜『ベルクト』へようこそ。本日はどのようなご用件でしょうか?」
「この前あった『剛力の籠手』はあるか?」
「申し訳ございません。その商品は既に売れてしまいまして・・・・」
あれま、俺が来た時にはあったはずの籠手が売れちゃったのか。身分証の提示する前に蒼い翼発行のとメダルを提示してるから何も言われない。横にいるエルゼも俺の連れだから身分証提示されなかった。
「手甲をお探しですか?」
「戦闘打撃用のガントレットを探してるのだが」
武器か防具なのか種類言わないと防具になってしまう。ここは武器兼防具を売ってる店だし。
「打撃用のガントレットですか。魔法効果が付与された物が何点かございますが」
「魔法効果が付与されたのがあるの?それ見せてもらえる?」
「畏まりました。ではこちらへどうぞ」
他にも
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