機動戦士ガンダム
2294話
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い混沌精霊であるという利点を最大限に活かして操縦している。
もしその操縦データをそのまま利用した場合、とてもではないがパイロットが無事だとは思えない。
とはいえ、その辺を弱めるような形で調整をしてジムに流用しても、俺の操縦データを十分に発揮は出来ない……が、それでもある程度は連邦軍にとって有利になってしまうのは間違いないか。
「俺の操縦データが流れるのは、色々と不味いな。削除しておいてくれ」
「……分かりました」
俺に話し掛けて来た方ではなく、その上司がそう言って頷く。
ホワイトベースのメカニック達が不満そうな表情を浮かべていたが、これは呑んで貰う必要がある。
向こうもここで不満を口にすれば、補給の関係で色々と問題になるというのは分かっているのか、不満そうにしていても直接口に出してくるような事はしない。
「その、他のパイロットのデータは……」
作業をしていたディアナの技術者の1人が、そう尋ねてくる。
「そっちはそのままでいい。ただし、俺のデータだけは完全に、それこそ復旧が不可能なようにしておいてくれ」
アムロの操縦データについては、恐らく原作でも使われていたのだろうから、わざわざ消去したりといった事はする必要はないだろう。
メリルのデータは悩みどころだが、乗っているMSがガンタンクである以上、発展性という点では乏しいし、何よりメリルはザクの操縦訓練はしているものの、結局のところ素人でしかない。
そう考えると、メリルのデータが残っていても問題はないと、そう判断して、そちらのデータも残しておくように言うのだった。
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