機動戦士ガンダム
2294話
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どっちといった感じなので、一応といった風にブライトに尋ねる。
「ありがたい事に、ホワイトベースに残ってくれるそうだ」
「そうか。……ともあれ、ミライがいてもずっと1人だけで操舵士をやるというのは、体力的にも厳しいだろ。そういう時に、交代で操舵士が出来る人員がいれば便利だろ?」
実際、ナデシコではエリナとミナトの2人で交代して操舵士をしていたしな。
それが軍艦の運用で有効だというのは、ナデシコが示している。
……別にナデシコの活躍の全てがそこにあるとは言わないが、それでも幾らか関わっていたのは、間違いない事実だと思う。
それはブライトにとっても否定出来る事実ではなく、頷きを返す。
ミライが軍人ではなく一般人であるという事も、この辺は関係しているのだろう。
「ちなみに、他にホワイトベースに残ると言ってる奴はどのくらいいる?」
「ふむ、その辺はまだしっかりと確認をした訳ではないが、アムロやカイ、ハヤトといった面々は残ってくれるらしい」
「……カイやハヤトも残る事にしたのか? 少し意外だな」
カイやハヤトといった面々は、決して好戦的といった訳ではない。
いやまぁ、カイは皮肉屋なところがあるが。
ハヤトの方は……アムロへの対抗心からか?
アムロがホワイトベースに残るというのは、俺にとって予想通りではあっても、非常に嬉しい内容ではある。
アムロには多くの戦闘を経験して貰い、より成長して貰う必要があるのだから。
ああ、でもアムロが月に残らないと考えたのは、やはり俺がいるからという可能性もあるか。
最初の頃に比べれば大分マシになったとはいえ、それでもアムロは俺に苦手意識を抱いているのは間違いない。
そして月が俺の本拠地である以上、当然のようにアムロにしてみれば月に残りたいとは思わないだろうし。
「うむ。それはこちらも少々意外だった。だが、残ってくれるというのであれば、こちらともしても歓迎はしても拒否をするつもりはない」
若干嬉しそうな様子を見せるブライト。
現状について、色々と思うところがあるのは、間違いないんだろうが……そんな中で残ってくれるというのは、やはり嬉しいのだろう。
「じゃあ、まぁ、そういう訳で。最終確認だけど、ホワイトベース側に問題はないな?」
俺のその言葉に、ブライトは頷きを返す。
正直なところを言えば、ブライトとしては俺達を受け入れたくはないのだろう。
ホワイトベースやMSの重要性を思えば、それは当然の事だった。
だが、ここで俺達を受け入れるのと受け入れないのとでは、ホワイトベースの戦力に大きな差が出る。
だからこそ、渋々……本当に渋々であっても、ブライトは俺の提案を受け入れたのだろう。
こうして受け入れて貰えた以上、こちらとし
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