第55話:ニューヨーク
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が本人は大輔から与えられたナツという名を気に入っている。」
「だから私を呼ぶ時はナツかなっちゃんって呼んでね?」
「ふふ、分かったよナツ」
和やかな空気が飛行機の中に流れるが、目的地に到着したことですぐに頭を切り替えて飛行機から降りた。
ニューヨークのセントラルパークでミミと合流した大輔。
「久しぶりですねミミさん。せっかくのクリスマスがこんなことになって…」
「ええ…こんなことにならなきゃ最高のクリスマスだったけどね…大輔君、随分逞しくなったね?初めて会った時とは全然違うわ…みんなと仲直り出来た?」
「はい、心配かけてすみません。そしてありがとうミミさん。そうだ、新しい仲間を紹介します…なっちゃん、ブラックアグモン」
「うん」
「…………」
「あなた達は?」
初めて見る2体にミミは疑問符を浮かべる。
「こっちがシスタモン・ブランのナツ。俺はなっちゃんって呼んでます…そして隣のブラックアグモンはブラックウォーグレイモンがブラックアグモンに退化したんです」
「へ?この子、デジモン?それにパートナーデジモンじゃない子が…あ、でもレオモンはデジヴァイスの光を浴びて究極体に進化出来るようになってたし、有り得なくはないかも!!とにかくよろしくねなっちゃん!!クロちゃん!!」
「うん!!よろしくね、ミミ!!」
「おい、何だその…“クロちゃん”…と言うのは?」
微妙そうな表情を浮かべるブラックアグモンはミミにその呼び方について尋ねる。
「ブラックアグモンって何か長いから。それにブラックアグモンよりクロちゃんの方が可愛いわよ?」
「せめてブラックと呼んでくれないか…?」
「えー?可愛くなーい」
むすっとなっているミミにブラックアグモンはどうしたものかと頭を悩ませている。
「それにしても大輔君、デジモンとは言えこんな可愛い女の子を傍にいさせるなんてやるじゃない。ヒカリちゃんピンチかもねー」
「いやそんな…あれ?ミミさんに俺とヒカリちゃんのこと話しましたっけ?」
ふと疑問に思い、大輔はミミに尋ねた。
「あ、太一さんにメール送った時に“ヒカリが大輔と…大輔とおおおおお”って凄く長い愚痴聞かされちゃったの」
「何かすんません」
それを聞いて凄い罪悪感を感じた大輔は即座に謝罪して、ブイモンは辺りを見回す。
「んー、あ…いた。お前がゲンナイさんの仲間か」
ゲンナイの仲間らしき者を発見したブイモンが駆け寄る。
「そう、私はベンジャミン。よろしくブイモン。」
「同じ顔だな〜。もう少し顔のバリエーション増やした方がいいんじゃない?」
「ははは、確かにその通りなんだが、今はその時間がなくてね」
「つまり
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