第七千五百三十四話 江戸時代から
[8]前話 [2]次話
第七千五百三十四話 江戸時代から
日本は江戸時代後期江川さんという人いあるものを出してもらいました、それは一体何かといいますと。
小麦粉を練って焼いたものです、日本はそれを見て言いました。
「お饅頭ですか」
「いえ、パンです」
江川さんは日本に答えました。
「これは」
「パンですか」
「はい、欧州の食べものです」
「そういえば」
日本も言われて気付きました。
「安土桃山時代の南蛮の方々が出島の方々が召し上がられていましたね」
「むしろ私より知っていませんか?」
「出島には滅多に行かないですし南蛮の方々のそれもちらりで」
それ位しか見ていないからだというのです。
「今はじめて見たことに近いです」
「左様ですが、実はです」
江川さんは日本にあらためてお話します。
「これが戦の時に画期的な食べものになるかも知れないです」
「そうなのですか」
「はい、一度召し上がられて下さい」
こう言って江川さんは日本にそのパンを食べる様に勧めるのでした、そして日本も手を前に出しました。
第七千五百三十四話 完
2019・1・20
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ