第54話:皇帝竜復活
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ヒカリの隣にいる青年が説明してくれた。
チンロンモン復活のお陰で、今の姿に戻れたゲンナイが。
「何で未来のことを知ってるの?もしかしてこの世界のホメオスタシス?私達のことをこっそり調べていたのね…悪趣味だわ」
テイルモンが苦々しげに言うと、ゲンナイは苦笑した。
「まあ、そう言うな。お前達もチンロンモンの光を浴びた…今ならデジクロスの力を借りなくても容易に完全体になれるはずだ」
「…完全体…私達もようやく本領を発揮出来そうだわ」
「でも、インペリアルドラモンDMに進化出来たのは良いんだけど…FMにモードチェンジ出来るのかな…?」
ヒカリは思わず呟いた。
インペリアルドラモンDMは確かに強力ではあるが、インペリアルドラモンと言うデジモンが真価を発揮するのはモードチェンジしたインペリアルドラモンFMの方だ。
ヒカリのその疑問にはゲンナイが渋い表情を浮かべて顔を横に振る。
「残念ながら、チンロンモンのデジコア1つではインペリアルドラモンDMへの進化を促すだけで精一杯らしい。伝説のロイヤルナイツの始祖の片割れの力を引き出すのは四聖獣の力を持ってしても困難だということだろう…だが、既にロイヤルナイツの守りの要への進化とブラックウォーグレイモンまでいるのだから充分インペリアルドラモンFMの穴埋めは出来るだろう」
実はホメオスタシスはチンロンモンのデジコア提供のことでかなり悩んだのである。
既に戦力は未来世界で得た力で大幅な強化がされている。
ロイヤルナイツの守りの要と100本のダークタワーで出来たダークタワーデジモンまでいるというのにこれ以上の強化はデジタルワールドのパワーバランスを崩しかねないのではないのかと、しかし世界中を回るにはインペリアルドラモンDMの力が必要不可欠であるためにホメオスタシスは了承した。
「そうですか…」
ヒカリは少し残念そうに画面に映るインペリアルドラモンDMを見つめていた。
そして田町の大輔達はインペリアルドラモンDMに乗り込んで日本中のダークタワーを粉砕した。
「なあ、インペリアルドラモン?お前、ダークタワーの探知能力なんかあったか?」
「いや、あの光を浴びたことでダークタワー探知能力を得たようだ。」
「ふん、話している暇があるのか?デジモン達をデジタルワールドに帰さねばならんだろう?」
「私も進化しちゃったから張り切っちゃうよ〜!!」
「うん、なっちゃん。成熟期に進化出来て嬉しいのは分かるけど抱きつかないでくれるかな?」
「大輔、君…顔が真っ赤…」
「賢、それ以上言ったら殴る」
現実世界に現れたデジモン達をデジタルワールドに強制送還させた後、ブラックウォーグレイモンはブラックアグモンに、なっちゃ
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