第54話:皇帝竜復活
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「「ブラックウォーグレイモン!!なっちゃん!!」」
「ブラックウォーグレイモン、アルケニモンとマミーモンは!?」
「…すまん、逃した」
マグナモンの問いにブラックウォーグレイモンが悔しげに言う。
大輔は体を震わせるなっちゃんを何とか落ち着かせようと抱き締めていた。
「大輔、これからどうする?日本にあるダークタワーを破壊するだけなら今日中に出来るけど、世界中となると…」
マグナモンからブイモンに退化すると大輔に尋ねる。大輔が今最も頭を悩ませている問題である。
マグナモンとブラックウォーグレイモンをデジクロスさせてもとてもではないが1日でどうにか出来る問題ではない。
やはり一度泉家に向かうべきかと全員に指示を出そうとした時であった。
【ん!?】
天から伸びてきた光がブイモン、ワームモン、ブラックウォーグレイモン、なっちゃんに当たる。
「ん!?」
「これは…」
「何だこの光は…力が漲るだと…?」
「ん…何だか力が湧いて…シスタモン進化、シスタモン・ノワール!!」
なっちゃんが進化し、成熟期のシスタモン・ノワールに進化する。
「なっちゃんが成熟期に進化した?おまけにブラックウォーグレイモンの暗黒パワーが完全に漏れなくなっちまった。」
「ブイモン…」
「ああ、今なら出来るかもしれないなインペリアルドラモンに」
「っ、本当かい?ワームモン?」
もし本当なら世界中のダークタワーの破壊作業の効率が大幅に向上する。
インペリアルドラモンはそれだけ超高機動を誇るデジモンなのだ。
「やろう!!」
「ああ!!」
ブイモンとワームモンを成熟期に進化させ、D-3Xを構えた。
「エクスブイモン!!」
「スティングモン!!」
「「エヴォリューションクロス!!」」
「パイルドラモン!!…パイルドラモン進化、インペリアルドラモンDM!!」
大輔と賢は久しぶりに目にした。
巨大な体、黒と金の装甲、そして紅い翼を持つ皇帝竜の名を冠するデジモンを。
そしてその姿は泉家にいるヒカリ達も見ていた。
「大変です!ただいま、眩い光に包まれて、怪獣が更に大きく姿を変えました!!」
パソコンの画面で興奮気味に喋るニュースキャスターとその背後のビルの間から姿を見せたインペリアルドラモンDMを見て、思わず呟いた。
「インペリアルドラモン…DM…」
「ヒカリちゃん、あれがそうなの?」
「うん、今までどんなに練習しても出来なかったのに…」
「恐らく並行世界の未来では進化を失ってしまった年月が長かったためにエネルギーが満ちていたのだ。だから大輔達とブイモン達が条件を満たせば容易に進化出来た。」
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