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獣篇V
49 策士は駆け引きがお上手
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けられてたもんで。じゃ、オラァここいらで失礼しやすぜィ?」

_「了解。情報共有、ありがとうね。じゃあ、今からは自由よ。お疲れ様。」

お疲れ様でした、と軽く頭を下げ、総悟は小走りにその場を去っていった。まて、することも終わったので、副長に仕事を貰いに行かなければならない。だがその前に、バッグの中身を片付け、薬を作る部屋を拵える作業を済ませることにした。部屋を作り終え、バッグから一式道具を出して薬剤を刻み、あとはただ煮込むだけにして鍋を火にかけてから、副長室へ向かった。もちろん、薬は弱火で時間のかかるものである。
改めて副長の部屋へ向かい、失礼します。久坂です。と声をかけると、入れ、とさっきのリプレイがあったので、遠慮なく襖を開けて中に入る。

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