暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2293話
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ている。
 特に最初にコロニーを建設したサイド1なんかでは、上がかなり腐っていると聞く。
 この辺、連邦政府の弱点であると言ってもいい。
 もっとも、レビルが脚光を浴びたのはジオン軍による独立戦争があったからこその話である以上、もしかしたら……本当にもしかしたらだが、そのうち連邦政府の方でもレビルのような人物が出てこないとも限らない。

「そうね。でも、私は動けないわ。……それくらいは分かってるでしょ?」
「スレイの件、か」

 先程スレイの立候補を却下した理由となる、ヴァイクルをベースにした新型機の開発。
 勿論マリューが関わってるのはそれだけではなく、レモンと共に研究しているET-LINKシステム、それ以外にも俺が知らないだけで幾つもの研究が同時進行されており、マリューはそんなレモンの片腕として働いている。
 SEED世界においては一番階級が高かったからこそ艦長を務めていたマリューだったが、その本質は技術者だ。
 コーディネイターですら考えつかなかった、PS装甲を開発した研究者の中の主要メンバーの1人であるという時点で技術者としては天才の領域にいる1人なのは間違いない。
 それでいて軍人としても非常に高い能力を持っており、それこそコーディネイター? 何それ美味しいの? といった感想を抱いてもおかしくないな人物だ。
 ……そんなマリューだったが、実は俺と一緒に来られない本当の理由は、暴走する技術班のストッパー的な役割であったりもする。
 そんなマリューの仕事を考えれば、俺もまたマリューを連れて行くのを諦めるしかなかった。
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