暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百六十八話
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ったりするのか?」
コクンと頷いたのを見た千冬は、いっそうキツく刀を握りしめる。
「言っておくが、アレはもう死んでいるぞ」
「ワウゥ…」
「それでも助けたいんだな?」
「わふっ!」
千冬が空いた左手でジェヴォーダンビーストのくびもとをワシャワシャと撫で回す。
「クゥーン……」
千冬が撫でる手を止めると、少し寂しそうな声を出した。
「直ぐに終わらせてまた撫でてやるさ」
千冬は刀を構える。
「秘剣:切陰」
千冬の刀が大太刀のようなオーラを纏う。
「アリス、真空障壁」
千冬の正面に、真空の場が出来る。
厚さは1ミリ程だ。
「直ぐに、解放してやろう!」
千冬が駆け出すと、キメラは迎撃するように超音波メスを放つ。
しかし、真空障壁に阻まれ、千冬を攻撃する事が出来ない。
「キシャァァァァァァ!」
キメラが胴に接合された鎌を振り下ろす。
「硬化!」
千冬はソレを刀で受ける。
金属がぶつかる大音量が響く。
がら空きの千冬の脇腹に、もう片方の鎌が迫る。
「剛気功!」
横凪ぎの攻撃を受け、千冬が吹き飛ぶ。
咄嗟に剛気功でガードし、ダメージは皆無だ。
空中で姿勢を立て直して着地すると、千冬は二本目の刀を抜き、同じく切陰を纏わせた。
四本の足で地を蹴ったキメラが鎌を振り上げ千冬に飛びかかる。
再びの金属音。
千冬は一歩も動かず、キメラの突撃を受けきった。
「嘗めるなよ」
ギチギチとつばぜり合いの中、千冬は刀を大きく振り抜き、付け根からキメラの鎌を切り飛ばした。
「ギシャァァァァ! キシャァァー!」
叫び声をあげるキメラの首を、サマーソルトキックで蹴り上げる。
キメラ後ろにひっくり返りながら、尾を千冬に向ける。
その尾は、蛇だった。
蛇の口が開き、喉奥に火種が生まれる。
千冬が障壁を張ろうとした時。
「アオオオォォォォォォォォォォッ!!!」
ジェヴォーダンビーストの咆哮が、炎をかき消した。
「よくやった!」
空中で一回転した千冬が、二刀を構える。
「安らかに眠れっ!」
光の刀身が、ジェヴォーダンビーストを十字に切った。
その霊体だけを切り裂く剣は、仮初めの命を、死者を冒涜する術を絶ち切った。
「クゥーン……」
ジェヴォーダンビーストがキメラのそばに身を寄せる。
「ジェヴォーダンビースト。これからどうする?」
「クゥーン……」
ジェヴォーダンビーストは千冬の手に顔を擦り付けた。
「一緒に、来るか?」
「あふっ!」
千冬は刀を量子格納庫に入れると、ジェヴォーダンビースト
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ