第53話:クリスマス
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ダークタワーも残り僅かとなり、大輔はブイモンをマグナモンにアーマー進化させ、手っ取り早く残りのダークタワーを破壊する。
「プラズマシュート!!!」
ミサイルとプラズマ弾が周辺のダークタワーを瞬く間に粉砕し、消し去った。
「うわあああ、相変わらず見事なくらい強烈な一撃だわ」
周辺のダークタワーをあっさり消し飛ばした一撃に京は感嘆したように呟く。
「よし、これでデジタルワールドのダークタワーは全てぶっ壊したな」
「うん、長かったね」
「まあ、マグナモンがいたから破壊自体はスムーズに進んだけどな」
広範囲への攻撃を得意とするマグナモンに進化可能だったのが幸いだった。
もし出来なかったらここまでスムーズな破壊は出来なかったろう。
「さあて、ダークタワーは全てぶっ壊したし。今日はゆっくりしようぜ…」
「あの…」
「どうしたの?」
賢が言いにくそうにしているが、ヒカリが促す。
「実は母がうちでクリスマスパーティを開いて、みんなに来てもらえって…」
「「勿論行く」」
苦楽を共にしてきた仲間からのお誘いに断れるわけがないと大輔とヒカリは即答。
「京は?」
「勿論行きますよね京さん?」
意味深な笑顔を浮かべる2人に京はこめかみをピクピクさせる。
「わあ、その意味深な笑顔が腹立つ。勿論行くわよ!!絶対に!!ええ、何が何でも行くわよ!!」
「タケルは?伊織は?」
「うん、勿論行くよ?行くからその握り締めてる拳を解いてくれたら嬉しいかな?」
「はい、僕も行きます。喜んで行きます。前の僕の態度が悪かったからなんでしょうけど、その笑いながら睨むのは止めて下さい。」
「よし、よく言った。もし嫌だなんて言ったら…」
「ど、どうするつもりだったんですか?」
「……………さあな?」
ニヤリと笑いながら言う大輔に悪寒を感じた伊織であった。
「(行くって言って良かった……!!)」
体を恐怖でカタカタ震わせる伊織であった。
そしてクリスマス当日……ある場所で大輔達はある人物達を待っていた。
「何だよ、急に呼び出したりして」
「実は、太一さん達に俺達からクリスマスプレゼントがあるんです」
「プレゼント?」
地面の上に置かれていた巨大な靴下の中から飛び出したのは、太一達のパートナーデジモンであるアグモン達だった。
久しぶりに会う自分のパートナーに、彼らは喜びの声を上げた。
「アグモンじゃないか!」
「ガブモン!」
「随分久しぶりだなあ!」
「大輔達に連れてきてもらったんだよ!」
ミミにもアメリカへのゲートを開き、同じように靴下の中に隠したパルモンを送っている。
あ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ