第53話:クリスマス
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モンに頭突きを喰らわせながら叫ぶ。
マグナモンとブラックウォーグレイモンはもんざえモンとメガドラモンに突撃する。
力の差を感じ取って逃げようとする2体だが、それよりも早く2体に接近し、手刀を叩き込んで気絶させた。
「マグナモン!!」
「ネフェルティモン?」
ヒカリを乗せたネフェルティモンがマグナモンに寄ってきた。
「こっちは粗方片付いたわ。後はデジタルワールドに帰すだけよ」
「そうか、良かった。」
「まあ、あんた達が弱らせてくれていたおかげでそんなに苦労しなかったわ」
確かに向こうを見遣るとグレイモン達は苦戦することなく、ダークティラノモン達を気絶させていた。
光子郎のノートパソコンを利用してゲートを開き、デジタルワールドに強制送還する。
「今日は、せっかくパーティやってたのに、ごめんな」
賢の自宅であるマンションの前で子供達は彼を見送る為に揃っていた。
「いえ、いいんです」
「来年があるし、来年はもっとバーッとやろうぜ」
「うん、それじゃあ……」
ワームモンを抱えてマンションの中に立ち去る賢。
「……………」
「大輔君、どうしたの?」
「いや、ダークタワーが何で現実世界に現れたのか気になってよ?いや、アルケニモン達の仕業なのは分かってるんだ。でもあいつらの目的はデジタルワールドを破壊することだったはずだ。どうして現実世界にダークタワーを建てる必要があるんだ?進化妨害、ダークタワーデジモン…そして中華の泉で偶然復活させたチンロンモンの言っていたダークタワーの世界のバランスを崩す力…現実世界のバランスを崩して奴らに何の得が………何ですか?」
タケルの言葉に答えながら考える大輔。
しかし自分に集中する視線に気付いて振り返ると愕然としている先輩達。
「へ?あ、いや…その…」
「お前でもそこまで考えるんだな」
「お、お兄ちゃ…!!」
引き攣り笑いを浮かべる太一、そして失礼なことを言うヤマトにそんなヤマトの発言に顔を真っ青にするタケル。
大輔はヤマトの発言に微笑んだ。
伊織も京もこれから起こるであろう惨劇に顔を真っ青にする。
呆れたように見つめるのはヒカリ、ブイモン、テイルモン、ブラックアグモン、なっちゃんのみ。
「ヤマトさん」
「何だ大す…うがあ!!?」
ドゴオンッ!!!
ヤマトの尻に回し蹴りが凄い音を立てながら叩き込まれた。
いつもタケルに繰り出される物より遥かに強烈な一撃であった。
「(ぼ、僕のより凄い…あれでも手加減してくれてたんだ…)」
「〜っ!!〜っ!!!〜〜〜っ!!!!」
尻を押さえて転げ回るヤマトを冷たく見下ろしながら大輔は口を開いた。
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