第51話:現在の子供達
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えないと言いたいのが賢の顔に出ている。
「まさか君から哀れみの視線を受ける日が来るとはね…うん、僕軽口言うの止める。」
「実現出来ればいいわねえ〜」
「…何時まで経ってもパニクる悪癖を治せない京さんだけには言われたくない気がする」
「同感ですね」
「何ですってえ!?」
京のからかい混じりの言葉にタケルは思わず呟き、伊織も頷いた。
「あんた達ねえ!!私の辞書に“失敗”の文字は存在しないのよ!!」
「ついでに“反省”の文字もありませんね。他にも色々と、京さんの脳内辞書に刻んだ方がいいですよ」
「…ムカつく」
京の反論も伊織にあっさりと切り捨てられ、京はムスッと頬を膨らませた。
とにかくこの辺りのダークタワーは全て破壊したため、今日はこれで終わりになるのであった。
「ふう…」
「今日は大変だったなヒカリちゃん。ブイモンとブラックアグモンが喧嘩したり、なっちゃんがふざけたりで」
「でもブラックアグモンに関して良い傾向だよね。お菓子で喧嘩するなんて。」
「本当に…人もデジモンも変わるよなあ…」
あのブラックウォーグレイモンが仲間になってこんな下らない喧嘩をする仲になるなんて思わなかった。
「ふふ…そうだね…アカリさん…元気にしてるかなあ?」
「大丈夫だってヒカリちゃん。アカリさんならきっと、タイキさんを尻に敷きつつ仲良くやってるさ。今頃、タイキさんの夢に付き合ってる最中さ」
大輔とヒカリは笑いながら空を見上げたのであった。
「そう言えばそろそろ12月だな…12月と言えばクリスマスだよな代表的なの。ケーキとかご馳走とか…あいつらマジでどうしようか?」
「いっそのこと話しちゃえば?」
「それも1つの手だよなあ、いざとなったらなっちゃんの魔法で記憶を…」
「う、うーん…」
それは大問題な行為だと思うが、デジモンを見て大パニックを起こすようならそれも1つの手かもしれないとヒカリは思うことにした。
「まあ、クリスマスよりもっと重大なことが12月にはあるんだけどな」
「え?」
クリスマスよりも重大なことが12月にある?
疑問符を浮かべまくるヒカリに大輔は苦笑した。
「12月16日…ヒカリちゃんの誕生日だろ?」
「あ」
色々あってすっかり忘れていたヒカリ。
それを見た大輔は思わず苦笑してしまった。
「やっぱりヒカリちゃんは覚えてなかったか。」
「あ…う…その、だって色々あったし!!」
「ああ、分かってるよ。だからこの前の冒険は誕生日祝うなんて出来なかったし、今回は絶対に祝ってあげたいんだ。プレゼントは何か欲しいのない?出来るだけヒカリちゃんのリクエストに応えるから」
「
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