第51話:現在の子供達
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
わず叫ぶ。
なっちゃんはお萩を美味しそうに頬張っている。
「なっちゃん、口にあんこが付いてるわ」
「ん〜」
ヒカリがなっちゃんの口に付いたあんこを拭ってやる。
「そんなあああ…あのでかいの俺が狙っていたのにぃいいい…」
「くっ…思わぬ伏兵が…大輔!!ヒカリ!!貴様らはナツの教育がなっとらんぞ!!」
「「へ?」」
「貴様らはナツの親代わりだろう!!親代わりならば人の物の横取りは諫めるべきだろうが!!」
ブラックアグモンの言葉は確かに正しい。
正しいのだが…。
「これはお前だけの物じゃねえよ!!」
赤面しながらも拳骨がブラックアグモンに炸裂。
ブラックアグモンに再びたんこぶが出来上がった。
「ねえ、親代わりって何?」
「大輔とヒカリがあんたのお父さんお母さん代わりってことよ」
テイルモンがクッキーをかじりながら説明する。
「うーん…大輔がお父さんでヒカリがお母さん?…お父さん、お母さん?」
「「っ!!」」
なっちゃんの発言に更に赤面する2人。
それを見てからかいたくなったのかタケルがニヤニヤと笑いながら口を開いた。
「あれえ?返事がないよ大輔お父さんにヒカリお母さ…ぎゃあっ!?」
座っているから尻叩きは出来ないため、太股を思いっっっきり抓って黙らせた。
「タケルさん…学習しましょうよ。だからヒカリさんにまでマゾって呼ばれるんですよ」
隣で悶えるデジクロスパートナーを見下ろしながら呆れたように呟く。
「お父さんお母さーん♪」
「な、なっちゃん…恥ずかしいから止めて…」
抱き付くなっちゃんに赤面しながらもヒカリは満更でもなさそうな感じだ。
「ヒ、ヒカリちゃん…そんな顔してたら説得力が…」
「アカリさん・ドストライク!!」
かつてゼンジロウを悶絶させたアカリ直伝の捻りを加えた肘打ちがタケルの鳩尾に炸裂した。
「あひん!!?」
「タケル君の馬鹿!!みんなの前で恥ずかしいこと言わないでよ!!」
「ヒ、ヒカリちゃん…いつこんな技を…?」
「ああ、それアカリさんの必殺技か。ヒカリちゃん尊敬してたもんな。いつ継承したのか知らないけど」
「今のかなり強力な肘打ちだったけどタケル君、大丈夫?」
「む、無理…」
ピクピクしながら必死に答えるタケルである。
まさかヒカリからあのような強烈な肘打ちを喰らうことになるとは思わなかったため、無防備でアカリ・ドストライクを喰らってしまった。
「いい加減学習しなよ。毎回軽口を言っては大輔に尻を蹴られ、抓られ。ヒカリさんからアカリさん直伝の肘打ちを喰らって…正直マゾ扱いされて当然だと思うよ?」
流石に呆れて物が言
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ