暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2290話
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違うらしい。
 いやまぁ、アムロとかなら殺気の類がなければ無理なのかもしれないが、セイラの場合は高レベルのニュータイプ能力を持ってるしな。
 その辺の事情を考えれば、やはり実力の差といったところなのだろう。
 実際、今のセイラとアムロのどちらがMSパイロットとして相応しいのかと言われれば、間違いなくセイラだ。
 ……ああ、でもアムロは3度の実戦をくぐり抜けているのを考えれば、純粋に実戦経験という点ではセイラよりもアムロの方が上なのか。
 とはいえ、純粋に操縦技術という点では、セイラの方が上なのだろうが。
 また、生身での戦いという事になれば、こちらもまたセイラの方が上だろう。
 アムロの場合、基本的に機械いじりが好きなインドア派の性格をしてるし。
 もっとも、アムロがこのまま連邦軍に入隊するという事になれば、当然のように身体を鍛えるのだから、将来的には……ああ、でも普通に連邦軍で身体を鍛えるのと、凛に実戦形式で身体を鍛えるののどっちが大変かと言えば、やはり後者だろう。
 そんな風に思いつつ、俺はセイラとの話を続ける。

「ルナツー占拠の知らせとかはどうなってる?」

 既に、ルナ・ジオン軍がルナツーを占拠するというのは、出撃前に大々的に発表されていた。
 そして実際にルナツーの占拠を完了したのだから、その辺が大きな話題になっていない筈もなかった。
 事実、俺の言葉にセイラは若干照れたような表情を浮かべ……それからセイラの休憩が終わるまでの間、お茶の時間を楽しむのだった。
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