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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
幼少編
うちはオビト逆行物語『両親とは』
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助けてくれよ。」
アスマは苦笑いをして視線を反らす。
「悪い、俺には無理だ。」
「おまっ…!裏切るのか!」
「いや、なにも手を組んだ訳では無いしな、頑張れよ!」
じゃあな!と清々した顔でアスマは逃げた。
あいつ、後で如何様にしてくれようか…。
この場を逃れられた時に、だが。
「どうしたの?オビト、行くんでしょ?」
「アスマも来れば良かったのに、なんで行っちゃったのかしら…。」
女子勢に捕まったのだ、しかも用事が買い物。
つまり、お荷物係だ。
みんなで買い物、な。
建前なんだろうけども、だってここ服屋だし。
女子勢の買い物だろうが、ったく。
「結局こうなるんだよなぁ…。」
「なにが?」
「いや、なんでも。」
正直、放課後ぐらい好きにさせて欲しい。
リンといれるのは別としてな。
女子勢は服の会計をしていて今俺は一応服屋の外にいて、何もすることがないからぼーっとしてるか。
「…何してんの、ここ女服の売ってる店だよ?」
いきなり声をかけられた。
「リン達の荷物係だよ、悪かったなバカカシ。」
任務帰りか?と付け足してジド目で見てやる。
まさかこんな所で会うとは思ってなかった、てか前は任務帰りのカカシを見たことが無かったな。
「そ、任務帰り、女子勢に捕まったの、お前がトロイからデショ。」
俺のジド目を華麗にスルーしつつ一言余計なカカシは呆れた顔をしていた。
うるせっ、と反論しつつも久しぶりにあったのがちょっと嬉しかった、とか思う俺はちょっと自分でも気持ち悪い。
「あ、カカシ!久しぶりだねっ!」
「リン、久しぶり。」
いつの間に出てきててたのかリンと紅がカカシに話しかける。
ついでにドサクサに紛れて紅は俺に荷物を持たせた、抜かりないなおい。
「任務帰りなんだとよ。」
「そうそう、俺は女子の買い物に付き合ってる奴みたいに暇じゃないからね。」
「悪かったな!暇な奴で!」
「まぁまぁ二人とも…」
「フフッ、相変わらずね二人とも。」
相変わらず、か。
なんか懐かしいな…。
あ、そういや俺ばあちゃんに買い物頼まれてんだった。
これを口実に逃げよう。
「悪ぃけど俺ばあちゃんに買い物頼まれてたんだわ、じゃあなリン、紅、バカカシ!」
そう言って持っていた荷物をカカシに渡し足早にこの場を立ち去った。?
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