第四十八話 合格してその二十九
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「そんな早くはとても」
「そうよね、けれど奥華の大教会でもよ」
「あれっ、あそこでもですか」
「奥華はおつとめは神殿の時間に合わせてるから」
それでなのです。
「朝と夕方のおつとめはね」
「いつも神殿のそれと同じ時間で」
「そうよ、早い時は四時半よ」
この時間に行われます。
「お父さんも当番の時はね」
「大教会に入られてですか」
「おつとめしてるのよ」
本当に四時半起きで、です。
「そうしてるから」
「大変ですね、教会長さんも」
「ええ、ただ早寝早起きだから」
このことはしっかりとしていてです。
「健康には問題ないわよ」
「そうなんですね」
「あと神殿のあちこちに教服の人がおられるけれど」
教祖殿の方も見て言いました、あちらにもお二人おられました。
「あの人達は会長さんなのよ」
「それぞれの教会の」
「そう、会長さんが当番でね」
「おつとめされてるんですか」
「そうなの、私のお父さんもおつとめしたことがあるの」
私はこのこともお話しました。
「前にね」
「そうだったんですね」
「そうよ、会長さんになるとね」
「大教会やここでのおつとめもあるんですか」
「当番でね」
「そうなんですね」
「まあ滅多にないけれどね」
大教会の方も神殿の方もです。
「どっちもね」
「それでその時はですか」
「そう、頑張ってさせてもらうのよ」
「そうしたものですか」
「だから阿波野君も若しもよ」
今のこの子を見ているととても信じられないですが。
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