第48話:不思議な少女
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「え?」
「んなああああ!?駄目だ駄目だ駄目だあああ!!大輔は俺のパートナーだ!お前みたいな奴に大輔をやれるかああああ!!」
驚愕し、目を見開きながら叫ぶブイモンに大輔は苦笑しながら首を横に振った。
「どうして?何で?」
悲しそうに大輔を見つめるなっちゃんに大輔はゆっくりと口を開いた。
「俺にとっての一番のパートナーはこいつだけだし、多分なっちゃんがパートナーになっても、俺はなっちゃんのポテンシャルを100%発揮出来ない。でも…仲間になることは出来る。このD-3Xがあれば、なっちゃんの傍にいて、一緒に戦うことが出来る。なっちゃんは…デジクロス要員になるだろうけど」
「???よく分からないけど、大輔と一緒にいられるなら何でもいい!!」
疑問符を沢山浮かべながらも、なっちゃんは大輔の傍にいられるならとD-3Xに触れた。
「その代わりブイモンと仲良くな?」
「ゔ……ゔゔゔ…わ、わ、分か…った………」
凄まじい葛藤の末、なっちゃんは了承した。
「ブイモンもいいな?」
「分かった分かった。仕方がないから大輔の傍にいさせてやるよ。ふんっ」
「むうう…!!」
「何故こいつらは仲が悪いんだ…?」
「性格の相性が最悪なのかなあいつら?」
呆れ顔のブラックウォーグレイモンと苦笑する大輔。
なっちゃんとブラックウォーグレイモンをD-3X内に入れようとした時であった。
「困るのだがな…彼女を連れて行かれては…彼女を取り込んで完全に復活することが出来なくなる…」
「誰だ!?」
振り返ると山のように大きく、強靭な四肢を持つ魔獣で、下半身には全てを飲み込む程の大きな口が付いているデジモンがいた。
「クーックックック…ようやく…ようやく見つけたぞシスタモン・ブラン…」
暖かな空間が暗くおぞましい空間に変わる。
「貴様、何者だ?」
「私はかつてアポカリモンと呼ばれた者…今ではガルフモンとして生まれ変わった」
「アポカリモン…確か、太一さん達が倒したデジモンだったな。その生まれ変わりだって?」
ガルフモンは大輔の言葉に笑みを浮かべた。
「そう、私はかつて選ばれし子供に敗北し、自爆を試みたが、デジヴァイスの力によって阻止され、僅かな残骸となって暗黒空間を漂った…そして暗黒空間の中で飛び散った残りの残骸とデジモン達の無念を取り込んでガルフモンの…今の姿になれたと言うわけだ。だが、アポカリモンとしての力と姿を取り戻すには力が足りない。だから…」
「この空間を作り出せる莫大な力を持つナツ…いや、シスタモンを取り込んで復活しようと言うのか?」
「その通り…お前も私と同じ暗黒の存在だ。特別に取り込んだ後も意志を残してや
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