第46話:聖騎士VS竜戦士
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話をしてからだ。戦うのはそれからだ。回りくどいのは好きじゃねえ。ブラックウォーグレイモン、俺達の仲間になってくれないか?」
「仲間?」
まさかのスカウトにブラックウォーグレイモンは目を見開く。
「俺達は選ばれし子供って存在で、アルケニモンやマミーモンみたいな連中と戦ってんだ。あいつらはまだ弱いけど、デジタルワールドにはまだまだ沢山の強い敵がいるかもしれない。だから、お前みたいに強い仲間が欲しいんだ。悪くない話じゃないだろ?俺達と一緒にいればデジタルワールドの覇権を狙う強いデジモンとも戦えるチャンスが来るぜ?」
強い相手と戦いたいと言うブラックウォーグレイモンにとってこれはかなり魅力的な条件のはずだ。
ブラックウォーグレイモンは少し考えると、口を開いた。
「成る程…悪くはない…」
「だろ?」
「だが!!」
ブラックウォーグレイモンは力を解放して構えた。
圧倒的な暗黒の波動…しかしその中にどこまでも純粋な闘志を燃やしながら。
「……………」
「俺は自分より弱い奴の言う事は聞かない!俺を従えたければ俺以上の力を示すんだな!!」
「へっ、やっぱりな。こうなると思ったぜ。じゃあ俺達も前以上の本気で行かせてもらうかな?」
取り出すのは奇跡のデジメンタル。
余程の相手でない限り使わないそれを使うと言うことは最初から本気で行くつもりなのだ。
「デジメンタルアップ!!」
「ブイモンアーマー進化、奇跡の輝き!マグナモン!!」
マグナモンに進化させ、ブラックウォーグレイモンと相対させる。
「さあ、ブラックウォーグレイモン。やろうぜ?はっきり言って言葉で説得するよりも力で語り合った方が俺達からすれば手っ取り早いしな」
「それが貴様の本気か?」
「まだまだ力は残してるけどそれはお楽しみだ。俺の本気を見たかったら力ずくで出させてみな!!」
「いいだろう……!!必ず貴様の全力を引き出させ、また俺が勝つ!!」
「やってみな!!」
ブラックウォーグレイモンの拳を拳で受けたマグナモンは思わず笑みを浮かべた。
「(やっぱりな、こいつは成長してるんだ。このまま持久戦でチマチマとやり合う内に成長されたら奥の手を使うことになる。ここは…)」
ダメージすら成長の糧にしているんじゃないかと錯覚するほどブラックウォーグレイモンの成長率は凄まじい。
ブラックウォーグレイモンはダークタワーデジモン故に、スタミナもほぼ無尽蔵だ。
スタミナ切れもエネルギー切れもないのなら持久戦においては今までの敵より厄介だろう。
「ぬっ!?」
「最初から全力で行くぞ!!」
一気に力を全開にし、ブラックウォーグレイモンの爪を弾いて顔面を殴りつける。
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