第44話:暗黒究極体
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されたエネルギー弾。
「そらあっ!!」
パイルドラモンは両手を組んで全パワーを集中させて自分に迫るエネルギー弾を弾く。
弾かれたエネルギー弾は戦いを観戦していたアルケニモンとマミーモンに迫り、逃げようとしたが間に合わず、エネルギー弾の爆風で吹き飛ばされた。
「考え事してる場合じゃないな!!」
再び激突する両者。
パイルドラモンはブラックウォーグレイモンの大振りな攻撃を受け流し、腹部に拳の強烈な一打を叩き込む。
「ぐうっ!?」
「!?お前、痛いのか?」
腹部に走った痛みに苦悶の表情を浮かべるブラックウォーグレイモンにパイルドラモンは目を見開いた。
ブラックウォーグレイモンは腹部を押さえていた腕を離すと…。
「強いな…!!」
獰猛な笑みを浮かべた。
それを見たパイルドラモンは気付いた。
信じられないことだが、ブラックウォーグレイモンには“心”があるのだと。
「心を持ったダークタワーデジモン…こいつは少し…やばいかな?」
そう言いながらもパイルドラモンの表情は笑ってる。
心を持たないダークタワーデジモンは能力は高いが単調な動きしかしないため、慣れてしまえば簡単に倒せる。
しかしブラックウォーグレイモンにはダークタワーデジモン特有の高ステータスとそれを活かす心がある。
久しぶりの全身全霊を懸けた戦いにパイルドラモンも闘志を燃やす。
「ブラックウォーグレイモン…何でお前に心があるのかなんて今はどうでもいい。お前は今の俺の全身全霊の力でぶっ倒す!!」
「やってみろ!!」
再び激突する両者。
パイルドラモンはブラックウォーグレイモンの攻撃をかわしていくが、少しずつ当たるようになってきた。
「っ!!(こいつ、さっきより動きが良くなってる!!俺の動きを学習してるんだな!!)」
動きだけでなく、攻撃も先程のような大振りではなく、完全にとはいかないが動きに無駄を無くした物になってきている。
「オオオオオオッ!!!」
「っ、成る程な。生まれつき究極体だから他のデジモンとは比べ物にならない伸び代があるってわけか!!」
時間経過と共にブラックウォーグレイモンのパワーもスピードも上がってきている。
「ドラモンキラー!!」
「エスグリーマ!!」
スパイクとドラモンキラーが再び激突し、ブラックウォーグレイモンは強引にそれを払うと左腕のドラモンキラーでパイルドラモンの胸を貫こうとするがパイルドラモンはそれを後ろに倒れるように回避し、逆立ちの要領でブラックウォーグレイモンの顎を蹴り上げる。
「エレメンタルボルト!!」
掌から放たれた電撃がブラックウォーグレイモンに炸裂する。
「ぐあ…っ!?」
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