第44話:暗黒究極体
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イモン…」
「そんな…ブラックウォーグレイモンなんて…」
「あいつら…とんでもない奴を…」
大輔がブラックウォーグレイモンを見て呟き、光属性のパートナーを持つヒカリとタケルはブラックウォーグレイモンの放つ暗黒の波動に鳥肌を立てた。
精神的に不安定となっている2人を戦わせるのは危険と判断した大輔と賢はD-3Xを構えた。
「「エクスブイモン!スティングモン!ダブルクロス!!」」
「パイルドラモン!!」
エクスブイモンとスティングモンがデジクロスし、パイルドラモンとなり、ブラックウォーグレイモンと向き直る。
「京、伊織。ヒカリちゃんとタケルを連れて離れてろ」
「え!?」
「どうしてですか!?」
「2人はブラックウォーグレイモンの暗黒の波動を受けて精神が不安定になっている。そんな2人を戦いに加えるわけにはいかない」
京と伊織の疑問に賢が答えると、確かにタケルとヒカリの体は小刻みに震えている。
「分かったわ、勝ちなさいよ!!」
「さあ、どうかな?勝てるか分からねえよ。今回ばかりはタクティモンやブラストモン程じゃないにしろ、桁外れの奴みてえだからな」
「それじゃあ始めるか…デジクロスのパワーとダークタワー100本分のパワー…さあて、どっちが上かな…?」
京達がこの場を離れたのを確認して、パイルドラモンは構えた。
「…グオオオオ!!」
次の瞬間、ブラックウォーグレイモンはパイルドラモンの懐に入っていた。
「(速い!!)」
パイルドラモンに向けて繰り出される竜系に致命的なダメージを与える“竜殺し”の名を冠する爪…ドラモンキラー。
その威力は竜系に限ればある程度の実力差すら埋める程の威力を誇る。
「舐めるなよ!!」
それを両腕から出したスパイクでブラックウォーグレイモンのドラモンキラーを受け止める。
「オオオオオオッ!!」
「だあああああっ!!」
スパイクとドラモンキラーの超速ラッシュのぶつかり合い。
単純なステータスならば究極体であり、ダークタワーデジモンである故に通常種よりも高いスペックを誇るブラックウォーグレイモンが上回っている。
しかしパイルドラモンも1年間にも及ぶ巡り合いの戦いの中で培ってきた経験がブラックウォーグレイモンとの実力差を埋めている。
一旦距離を取り、ブラックウォーグレイモンが両腕を天に翳す。
「ガイア…」
「ん?ダークタワーデジモンが喋った…?」
パイルドラモンは改めてブラックウォーグレイモンを見つめる。
ブラックウォーグレイモンの瞳には今までのダークタワーデジモンとは違う何かがあった。
「…フォース!!!」
パイルドラモンに向けて勢い良く投擲
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