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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
幼少編
うちはオビト逆行物語『急展開?』
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長門の声が空間に響いた。そうだ、俺はコイツらを騙り利用し、殺したのだ。多くの悲しみと憎しみを抱かせて、心ごと殺したのだ。
「…言いたいことは分かる。俺のようなクズの話を聞いている時間もないことも重々承知の上だ。少しで良い、お前らが、長門が見た最期から終わりまで、そして俺の提案について聞いてはくれないだろうか。」
思わず頭を下げた。居た堪れなくなってしまった。分かっていたさ、こうなる事は。それだけの事を俺はしたんだから。
しん、と場が静まる。だがしばらくしてそんな静寂を破ったのは弥彦だった。弥彦は俺の前に立ち、肩を叩いた。優しく、慰めるかのような態度に戸惑いながらも、視線は上げられない。
「…頭を上げてくれないか。別によ、大丈夫だから。」
「弥彦?」
なにが大丈夫なんだよ。俺は…俺は。アンタらを殺したんだぞ。喉に息が詰まってそんな言葉は出なかった。感情的に動けなかった。
「…小南、長門。確かにコイツのやった事は許せねぇしこれからも許すつもりはねぇよ。でもよ、心が悲鳴を上げてるやつを、俺はほっとけねぇよ、やっぱ。」
…何を言っているんだ、こいつは。あげることが出来なかった頭が、視線が自然と上がった。弥彦は笑っていた。眩しい笑顔で、光のような笑顔で笑っていた。
「…ナルトに、そっくりなんだな。アンタは。」
「んー…話聞いたぐらいで会ったことはないから知らないが、長門にも同じ事言われたよ。」
つか、ナルトの方があとだから、ナルトが俺に似てるってことじゃねぇの?そんな事を言いながらも笑顔を崩さない弥彦は、きっと多くの人の希望を持った人間だ。自来也が彼らに忍道を託したのが分かった気がした。
「…離れておけ、こんなナリでも敵だ。不用心に近付くな。」
「お前、ちっちゃい癖になんと言うか、逞しいな。」
「いいから、離れろ。」
「いや、そっちからやって来たマダラには言われたく無かった…って、本名なんだ?本物のマダラは穢土転生されるんだろ?」
「…言わなくてもいい事だ。まずは話を聞いてくれるとありがたい。」
そう言うと弥彦は不機嫌になりながらも、渋々2人の傍まで戻って行った。そして俺が闇に落ちたとこから死ぬとこまで話し、これらを阻止する為に協力はしなくとも動いて欲しいことを伝えた。
「…つまり、カグヤを封印する為には十尾を復活させなくちゃいけない訳で、その為には俺らも多少なりと動かなくちゃいけねぇってことか。」
「まぁ確かに、俺の目がある時点である程度は覚悟していたけど…そうか。兎に角、ナルト達は勝ったのか。」
「…あぁ。」
良かった、と安心した様に静かに笑った長門を余所に、未だに眉間のシワが険しい小南はただじっとこちらを見据えている。恐らく、見定められているのだろう。
「…俺が言えるのはこれで全てだ。これから先の予定なんざまだ決め
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