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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
幼少編
うちはオビト逆行物語『急展開?』
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勘違いしてないか?
まぁ、しょうがないか…俺がそれほどの事をしてしまったんだからな。
だが何にせよ記憶があるのはいい事だ。これからの事はアイツらが勝手にやるだろうし、任せてもいい気がした。というか、今はあのジジイを問いたださねば俺が混乱しそうだ。
「いや、記憶があるならそれでいい、じゃあな。」
「「「…はい?」」」
「え?」
いつのまにか現れた小南も、揃いも揃ってぽかんと口を開けたままだ。何をそんなに惚けるものだろうか。
「あの…なんかしないの?なんか、こう…?私たちの準備が無駄になるというか…。」
「なんだ、準備していたのか?それは中々いい心行きだな。」
褒めるような場面でもないがそう付け足すと3人は肩をピクリと動かす。動揺しているのか、混乱しているのか、分からないが。
「…じゃなくて、なんでお前ほめてんの!?」
「つーかお前何歳だよっ!?声高すぎだろ!!」
なんか驚きすぎじゃないか…?こっちが困惑するというか、いや、困惑はしているのだが…。
「お、お前ら一回落ち着け、な?」
「「「落ち着いてられるかっ!」」」
「…で、落ち着いたか?」
しばらくすると三人は話始めて、それっきり俺の存在は無視だった。
…ここまで泣きそうになったのは何時ぶりだろうか。
「あ、悪い…って、そんな簡単にだまされると思うなっ!お前は演技が上手いらしいじゃないか。」
「…やめろ、その話をするな。」
黒歴史だということがなぜ分からないのだろうか。もうその話題を出すな。頼むから。
「…本題に戻る、お前らは記憶があるんだな?」
「…まぁ。」
小南が控えめに答える。未だに警戒は解いていないようだ。それが正しい。
「そうか、じゃあ俺がどんな奴かも、もう分かるのだな。」
「…あぁ。」
長門の同意の声に続いて弥彦が皮肉みた表情で口を開く。
「…そのときの説は長門と小南と俺の死体がお世話になったようだな。」
「…その節は、すまなかった。」
謝って済む話でもない。だが、過去の事はこうして言葉にして、態度に表すしかできないことを知っている。
例え償えたとしても、そんなのは自分のエゴに過ぎない。
「謝って済むなら五影はいらないし、そもそもお前はそんな事を言いにわざわざこんな所まで来た訳では無いだろう。」
「…そうだ、俺はお前らに提案をしに来た。多くの奪ってしまった生命を救うための、提案だ。」
信じるか信じないかはコイツらに任せたい。まず話を聞いて欲しかった。もはや信頼など勝ち取らなくとも、伝わればそれだけで良い。
「…それを信じろ、と?」
小南の冷たく、低い声。分かっている。こうなる事は知っていたのだから、ただコイツの目を見て訴える事しか出来ない。
「俺らがお前のような奴の話を聞くと思うか?お前に騙されて利用された、俺らに。」
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