四十一枚目
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」
「相手は教会? それとも悪魔?」
「教会だよ」
もう一つ魔方陣を展開し、黒歌を呼び出す。
「黒歌」
「寒いにゃぁ! なんでいきなりこんな所によぶにゃ!?」
何故って…だって近くに来てるかもしっrないじゃん。
あの赤髪のお転婆娘が。
「うるさいぞ。兎に角龍脈に繋いで近くに人が居ないか調べろ」
「にゃ?」
黒歌がロリボディを震わせながら、地面に手を着ける。
「ちべたいにゃー……にゃ?」
「どうした?」
「こっから600メートル先に悪意と幽霊が居るにゃ。
その直線上800メートルに死にかけが一…………にゃ? 何故かリアス・グレモリーが居るにゃ」
遅かったか!
「急ぐぞ! いや乗り込むぞ! プロモーション用意!」
各々が武器を構えた。
「【ロスト!】」
施設内部に強制転移する。
転移したのは大部屋だった。
嫌な臭いが立ち込めている。
そして、足元には倒れ伏す十数人の子供達。
「研究員を全て捕らえろ! 俺はコイツらを蘇生する!」
黒歌とプロモーションした堕天使組が部屋から出ていく。
「セルピヌス!」
『わかっている!』
カンヘルの底を床に叩きつけた。
神器を通し、子供達の状態が伝わる。
ガスによって肉体がダメージが受けていた。
更には聖剣の因子を抜き取られ、魂にも傷がついている。
「セルピヌス。彼等の足りない部分を補うくらい。お前にはできるよな?」
『私を嘗めるな。全てを祝福する者だぞ』
ああ、わかっているさ!
いくぞ相棒!
「我創造の龍なり! 世界を作りし同胞と万象を祝う我が身が命ず!
汝らいまだ冥界へ向かうことなかれ!」
『【リライブ】』
カンヘルから結晶が溢れ出る。
子供達の肉体を覆い、その傷ついた体を癒す。
抜き取られた因子の分の足りない部分をセルピヌスの祝福で満たす。
器と中身のどちらも欠かす事はできない。
体の奥底から何かがごっそり持っていかれた感覚と共に、子供達を覆う結晶が砕け散った。
「セルピヌス」
『問題ない。全員無事だ』
その言葉でふっと気が抜けた気がした。
カンヘルを消して倒れ込む。
「つかれた…。なんでだろう…」
『生命の理をねじ曲げる事は容易ではない』
「そっか…」
『これだけの人数を甦らせたのだ。その疲労も妥当なものだろう』
暫くして、カラワーナが戻ってきた。
「ご主人様。終わったぞ」
「はいはい…」
カラワーナの後をついていくと、防護服に身を包んだ者や白衣の者がいた。
「バルパーはどうした」
「居なかったわ。既
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