147部分:第十三話 贖罪その十
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すぐに言い返した。
「あんなことして。幾ら私をいじめていた娘にも」
「何で悪いんだ、それが」
「誰かを傷つけるなんて。そんなことは」
「それが御前がやられていたことなんじゃないのか」
「けれどお兄ちゃんがそんなことして何になるのよ」
妹は兄のその険しくなった顔を見て言った。
「それで」
「じゃあ御前はいいのか」
「いいのかって?」
「いじめられていても。それでいいのか」
「確かにいじめられてるのは辛いわ」
背の高い兄を見上げて話す。
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