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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第77話
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力の低下を確認!作戦目的は達した!これよりB5に撤退する!」
戦いの手を中断した紫の猟兵達は撤退を開始し
「に、逃がすな…………!」

「クッ、あの長距離を迂回奇襲するとは…………!」

「二手に分かれて挟撃するぞ!」
それを見た黒の猟兵達は血相を変えて紫の猟兵達を挟撃する為にリィン達がいる方向へと向かい始めた。

「き、来た…………!」

「教官…………!」

「――――総員、戦闘準備。ただし先に攻撃するな。アルティナとセレーネは上へ!」

「了解。」

「はい!」
リィンの指示を受けたアルティナはクラウ=ソラスに乗り、セレーネは魔力による光の翼で上空へと向かい、リィン達がそれぞれ武装を構えて迎撃の構えをしていると黒の猟兵達がリィン達と対峙した。
「こいつら…………!?」

「街で俺達を探っていた…………!?」

「連中の仲間だったのか!?」

「クク、ガキを罠に嵌めようとして背中に喰らってりゃ世話ねぇな。」
自分達の存在に驚いている猟兵達にアッシュは嘲笑した。
「トールズ士官学院、第U分校の者だ。邪魔をするつもりはなかったが…………少しばかり話を聞かせてもらおうか?」

「トールズ…………内戦で邪魔をした挙句、内戦に介入したメンフィルの特殊部隊と共に雇われていた我等の”前の部隊”を殲滅してくれた連中か。」

「まて、しかもコイツは…………」

「”灰色の騎士”…………リィン・シュバルツァーか!」

「そういうアンタたちは”ニーズヘッグ”だったな。こんな場所で何をしているのか…………聞かせてはもらえないだろうか?」

「クッ…………」
リィンの問いかけに猟兵が唇を噛みしめたその時、猟兵が所持している無線の通信音が聞こえ、通信音を聞いた猟兵は無線機を取り出して通信内容を聞いた。


「こちら”(ムント)”。連中をロストした…………!作戦終了、帰投せよ”(オード)”!」

「チッ…………」
通信内容を聞いて舌打ちをした猟兵は背後に着地したアルティナとセレーネに気づかず仲間達と視線を交わして頷いた後リィン達を睨んだ。
「貴様らのせいでせっかくの獲物を取り逃がした…………」

「内戦時の恨みもある。貴様の背後にいる英雄王達が厄介な為、命は取らぬが少しおしおきさせてもらおうか?」

「な、内戦なんて知らないわよ!」

「完全に逆恨みですね。」

「上等だ…………やんのかコラ?」

「迎撃開始―――まともに相手をする必要はない。無力化しだい、戦域を離脱するぞ!」

「了解…………!」

「舐めるなっ…………!」

「猛き竜の顎、せいぜい味わうがいい!」
そしてリィン達は協力して黒の猟兵達を無
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