第77話
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見つめた後突如出てきた鼻血をティッシュで止め、それを見たリィン達は再び冷や汗をかいて脱力した。
「えっと………」
「リィン教官とセレーネ教官と旧知の仲という事はもしかして旧Z組か特務部隊の…………?」
「フフ、私はどちらの所属ではなかったけどね。アンゼリカ・ログナー。トールズの出身でZ組の先輩だ。君達の教官の一人、トワの無二の親友でもある。よろしく頼むよ、仔猫ちゃんたち♪」
自己紹介をした後自分達にウインクをしたアンゼリカの行動にユウナ達は冷や汗をかいた。
「やはりログナー家のご息女でしたか…………」
「ふふっ、お久しぶりです。アンゼリカお姉様。」
「へ…………」
「ミュゼの知り合いなの?」
親し気にアンゼリカに話しかけるミュゼにユウナは呆け、ゲルドは訊ねた。
「フフ、わりと以前からのね。―――”ミュゼ”君。新皇女殿下やリーゼリア君から聞いている。いやはや、ますます可憐かつ小悪魔的になったじゃないか♪確か以前はレン君が担任教官だったと聞くが…………フフ、同じ小悪魔属性持ち同士、後で是非元担任教官と元教え子という珍しいセットで可愛がりたいくらいだよ♪」
「いえいえ、アンゼリカお姉様もますます凛々しく麗しくなられて。アンゼリカお姉様と同じ”凛々しく、麗しいお姉様属性”であるルクセンベール卿と共に是非可愛がってもらいたいですわ♪」
アンゼリカとミュゼの独特なやり取りにリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「はは、二人が知り合いとは思わなかったけど。」
「まったく、タラシなのは相変わらずというか…………ま、こっちもアルティナ以外に見た顔がいるとは思わなかったけど。」
「ハッ、久しぶりじゃねえか。―――話には聞いていたがまさかアンタが旧Zの教官だったとはな。」
「ええっ!?」
「知り合いだったのですか?」
サラと親しそうに話しているアッシュにユウナは驚き、セレーネは目を丸くして訊ねた。
「フフ、前にギルド絡みでちょっとした縁があってね。それはそれとして―――改めて名乗っておきますか。サラ・バレスタイン。旧Z組の教官を務めていたわ。今は古巣である遊撃士協会に戻っているけど。よろしくね、新Z組のみんな♪」
そしてサラもユウナ達に自己紹介をした後落ち着いた場所で情報交換をする為にサラ達と共に演習地へと帰還した――――
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