プロローグ
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へ向かってもらいたい」
と、大淀が俺の前に異動に関する書類と舞鶴の資料を出した。
は?俺は元帥に聞いた。
「何故俺なんですか?俺じゃなくて、『神』や『筑波』や『村雨』が適任では?」
「確かに、あの3人なら適任かもしれないが、彼らには彼らの職務があるからね」
と、言われてしまった。
確かに、あの3人着任して一年足らずで元ブラック鎮守府を現ホワイト鎮守府にしてしまったのだから。
だが、そう言われてしまったならしょうがない。
「わかりました。命令として承りました」
「そうか!ありがとう!」
笑顔で言う元帥。そしてさらに。
「君の所の艦娘を連れて行っても構わないぞ。ただし、向こうにいない子だけだがね」
「わかっています」
そう言い、出されたコーヒーを一気に飲む。あれ?ぬるくなっている。
しかし、相変わらず元帥の所のコーヒーは美味しい。
出された書類やな何やらを持ち、指揮官長室を出る。
「失礼しました」
さて、帰りに舞鶴の資料を見て、連れていく子を決めなければ。
◇
「良いのですか?彼で」
大淀が元帥に聞く。
「大丈夫だ。彼ならやってくれる」
「そうでしょうか」
大淀は、元帥の机に置いてある一枚の書類に見る。
「あまりいい噂を聞きませんが・・・」
と、書類から目を離し、元帥の方を見た。
「大丈夫だ。彼なら、きっと彼女たちにとっての『太陽』なってくれる」
そう本郷元帥は返した。
大淀は、少し不安になりながらも元帥のいう事を信じた。
改めて書類を見る。
そこの名前の欄に書かれている名前は。
『南 てつを』と書かれていた。
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