ある学校の階段の怪談
Part.3
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いていますので自由に探索可能です。それから現在時刻は午前3時。肝試しが始まって1時間が経過しました。
「さてどうしようか。またさっきの2チームに分けて探索するか?」
「そうだね。また私と永琳で西側を調べるよ」
「了解でヤンス。じゃあ行くでヤンスよ我那覇氏」
「うん。じゃあ行くか誠! あ、これは小さい声だぞ」
はい。
「全く……じゃあまたよろしくお願いね、永琳」
「ええ、よろしくね」
では東側を探索する滝谷と響のシーンから行きましょう。どっちの部屋から探索しますか?
「1階のときと同じ奥からでいいでヤンスか?」
「自分はどっちでもいいぞ」
「じゃあ奥から行くでヤンスよ」
わかりました。一番奥の教室は音楽室です。出入り口はスライド式で2つあります。ピアノが1台教室の中心に鎮座しているだけの殺風景な部屋です。教室の壁には掲示板と黒板があります。
「とりあえず入ってドアを閉めるよ」
あ。それなのですが、あなたたちはどちらのドアから教室に入りましたか?
「え? 後ろからでヤンスよ。わざわざ前から入るのなんて面倒でヤンスし」
「あ、自分は前から入るぞ」
却下。響も後ろから入りなさい。
「なんか嫌な気がするんだが……まぁいいか。教室に入ったら私は田中を探すよ。人が隠れられるような場所はあるか?」
掃除ロッカー程度です……あ。あとは教壇の下とかですか。
「掃除ロッカーはあのトラップが待っているからいいや。教壇の下はどうだ? 見てみるぞ」
もぬけの殻です。当然田中はいません。
「だろうな」
「GM、小生は我那覇氏が田中を探している間に掲示板を見るでヤンス。今までの流れで大抵ここには重要なことが書かれているでヤンスからな」
掲示板には1枚の張り紙があります。文字が掠れてしまって――
「じゃあ《日本語》でヤンスね」
滝谷《日本語》80 → 45 成功
『ピアノを勝手にいじらないこと』という張り紙を見つけました。
「あのピアノでヤンスね。じゃあ触れないようにするでヤンス。我那覇氏、そのピアノに触っちゃいけないでヤンスよ。プリントに書かれているでヤンス」
「ふーん、わかったぞ。じゃあ触らないことにする」
「して、田中氏はいたでヤンスか?」
「いや、見ての通りだ」
「そうでヤンスか。あと調べられるのは……黒板くらいでヤンスか。なにか書かれているでヤンスか?」
黒板には何も書かれていません。
「じゃあもうないな。音楽室を出て隣の教室に向かおう」
「そうでヤンスね。音楽室から出た後ドアを閉めて隣の教室に入るでヤンス」
音楽室の隣の部屋は2年生の教室です。
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