ある学校の階段の怪談
Part.3
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取りたいわ。《日本語》で判定かしらね」
永琳《日本語》85 → 05 クリティカル
「あら、クリティカル。なにかある?」
『職員室と校長室に入る時はノックをする』とプリントに書かれていることがまずわかります。さらに床に落ちているプリント類の中から老朽化した画鋲の刺さった紙を見つけます。おそらくこの掲示板に貼り付けてあったものが何かの拍子に落ちてしまったのでしょう。
『借りた物は必ず元にあった場所に戻す』と書かれていました。
「とことん校則にうるさい学校だったのねここ。こんな掲示物にわざわざ書くあたり凄い徹底ぶりだわ」
さて、蘭のシーンに行きましょうか。校長室の鍵を探すんでしたっけ?
「うん。とりあえず机から調べようかな。中身と上を隈なく探したいかな。でも机の上も中も散かっているんだよね?」
ですね。普通に探すとしたら時間がかかるでしょう。
「じゃあ《目星》に頼るしかないね。目に留まるくらいは気になる物がないかを捜してみるよ」
蘭《目星》65 → 57 成功
それでは蘭は校長室の鍵を見つけることは出来ませんでしたが、代わりに1つのハンマーを見つけることが出来ました。鉄製の丈夫なハンマーです。
「ハンマー……持っていこうかな。バッグの中に入れておくね。でも肝心の鍵が見つかっていないから探索を続けるよ。机の上や中がダメなら床かな? 床に何か落ちてないかを調べる。これも《目星》で判定しようかな」
蘭《目星》65 → 54 成功
床にライトを向けて注意深く探索すると、途中できらりと何か小さなものが光ったような気がします。気になって見てみますとそこにあったのは小さな鍵。小さな黒いキーホルダーが付いていて、それには『校長室』と書かれたシールが貼られています。
「やった、鍵が見つかったわ。永琳ー、鍵見つけたよーって小さな声で呼ぶ」
「校長室の鍵? と聞きながら蘭のもとに行くわ」
「うん。これで校長室に入れるよ。あとなんか、こんなのまで見つけちゃった」
「……なにそれ? ハンマー?」
「うん。なんかこれだけ浮いてたんだよね。何かに使えそうだからちょっと鍵と一緒に借りようと思う」
「いいけど、ちゃんと返すのよ? 書かれてたのよ張り紙に。借りた物は必ず元にあった場所に戻せってね」
「え、本当に? 他に何かそんな張り紙はあった?」
「職員室と校長室に入る時はノックをしろ、だって」
「そっか。じゃあ私たちのやっていたことは正しかったということだね。うん、わかった。校長室の鍵やハンマーは使ったらすぐに元の場所に戻すよ」
「それがいいわ。さぁ、校長室に行きましょう。もう調べることなんてないでしょう」
「そうだね。じゃあGM、私
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