暁 〜小説投稿サイト〜
蒼穹のカンヘル
四十枚目
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
っす」

そのあとミッテルトは小説を読み出した。

小一時間ほどして、ミッテルトは小説を読み終えたらしい。

「ご主人様ー」

「なんだー」

「今はどんな魔法作ってるんっすか?」

「んー。エロい触手を召喚する魔法」

「ぶふっ!?」

「冗談だよ冗談」

「はぁ…びびったっす…」

「ま、そんな魔法あってもお前には使わないよ。
そんな貧相な体辱しめた所でねぇ…」

「はずっ…ご主人様ド変態っすか!?」

「んー? ふつうじゃね?」

「はぁ…。で、本当は何を作ってるんっすか」

「お前らがアザゼルの所からぱちろうとしたやつの一つさ」

「疑似セイクリッドギアっすか?」

「ああ」

いま書いているのはそれに仕込む術式だ。

名はルガーランス。

万象を貫く雷の槍………になるはず。

ミッテルトに術式の内容と陣を見せる。

「うへぇ…訳わかんねぇっす」

「だろうね」

俺はサハリエル先生やジュスヘルに術を習っている。

それは月の真理だったり妖術の奥伝だったりが含まれる。

そのあとミッテルトと色々駄弁った。

そんな折だ。

部屋の中に魔方陣の輝きが生まれた。

「カガリ。迎えに来ました」

それは眼鏡をかけた少女だった。

「ソーナ、わざわざ来なくても印章紙で知らせてくれればいいのに…」

「お姉様がそうしろと」

セラフォルーが?

「まぁ、いいや。で? 魔王からオーダー?」

「はい。詳しいことはあちらで話したいとの事です」

「了解。じゃぁ、すぐ行くよ」

ソーナがミッテルトにめを向けた。

「どうしたんっすか?」

「貴方…カガリの駒ですか?」

「ポーン一個っすよ」

「これほどの堕天使をポーン一つで……」

「ドラグーンピースについてはセラフォルーから聞いてないか?」

セルピヌスの力の影響で、もんのすごい強化されてるっぽい。

「聞いていますよ。なんでも主に逆らう駒だとか」

いやそれ俺が悪いんじゃないから。

「ミッテルト、来るか?」

「行くっす。どうせ暇っすから」

椅子から立ち上がり、カンヘルを召喚する。

『【アポート】』

今着ている半袖半ズボンから、ゆったりしていてかつ背中が大きく空いたワンピースに着替える。

「解放」

押さえ込んでいた物を顕す。

三本の角。鎧のような龍の四肢。背中を走る鱗のライン。尾てい骨から伸びる尾。二対の翼。輝く光輪。

「じゃ、セラフォルーの所行こうか」

『【ロスト】』
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ