四十枚目
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っす」
そのあとミッテルトは小説を読み出した。
小一時間ほどして、ミッテルトは小説を読み終えたらしい。
「ご主人様ー」
「なんだー」
「今はどんな魔法作ってるんっすか?」
「んー。エロい触手を召喚する魔法」
「ぶふっ!?」
「冗談だよ冗談」
「はぁ…びびったっす…」
「ま、そんな魔法あってもお前には使わないよ。
そんな貧相な体辱しめた所でねぇ…」
「はずっ…ご主人様ド変態っすか!?」
「んー? ふつうじゃね?」
「はぁ…。で、本当は何を作ってるんっすか」
「お前らがアザゼルの所からぱちろうとしたやつの一つさ」
「疑似セイクリッドギアっすか?」
「ああ」
いま書いているのはそれに仕込む術式だ。
名はルガーランス。
万象を貫く雷の槍………になるはず。
ミッテルトに術式の内容と陣を見せる。
「うへぇ…訳わかんねぇっす」
「だろうね」
俺はサハリエル先生やジュスヘルに術を習っている。
それは月の真理だったり妖術の奥伝だったりが含まれる。
そのあとミッテルトと色々駄弁った。
そんな折だ。
部屋の中に魔方陣の輝きが生まれた。
「カガリ。迎えに来ました」
それは眼鏡をかけた少女だった。
「ソーナ、わざわざ来なくても印章紙で知らせてくれればいいのに…」
「お姉様がそうしろと」
セラフォルーが?
「まぁ、いいや。で? 魔王からオーダー?」
「はい。詳しいことはあちらで話したいとの事です」
「了解。じゃぁ、すぐ行くよ」
ソーナがミッテルトにめを向けた。
「どうしたんっすか?」
「貴方…カガリの駒ですか?」
「ポーン一個っすよ」
「これほどの堕天使をポーン一つで……」
「ドラグーンピースについてはセラフォルーから聞いてないか?」
セルピヌスの力の影響で、もんのすごい強化されてるっぽい。
「聞いていますよ。なんでも主に逆らう駒だとか」
いやそれ俺が悪いんじゃないから。
「ミッテルト、来るか?」
「行くっす。どうせ暇っすから」
椅子から立ち上がり、カンヘルを召喚する。
『【アポート】』
今着ている半袖半ズボンから、ゆったりしていてかつ背中が大きく空いたワンピースに着替える。
「解放」
押さえ込んでいた物を顕す。
三本の角。鎧のような龍の四肢。背中を走る鱗のライン。尾てい骨から伸びる尾。二対の翼。輝く光輪。
「じゃ、セラフォルーの所行こうか」
『【ロスト】』
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