三十九枚目
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ゴロなの? バカなの?」
おっといきなり罵倒になったぞー。
「いや…その…そんなつもりはなかったです…はい」
「女の子はいつだって自分を助けてくれる王子様を待ってるの。
ねぇ、私の王子様。あのときリリンをやっつけてくれたとき、最初に私のために怒ってくれたとき。
不謹慎にも私は嬉しかったの」
「そっか…」
そうなのか…。
「ねぇ、篝。こんな重い女の子は嫌?」
嫌なわけ…ないじゃないか。
「嬉しいよ。とっても嬉しい」
ヴァーリの事はずっと見てきた。
ずっと側に居た。守ってきた。
「俺はヴァーリが好きだ。でもそれはただの家族愛かもしれない」
「うん」
でも、それでも。
「そうだな…うん…」
ヴァーリに答えるように、同じ人のセリフを引用する。
「お前を好きになる努力を、したいとおもう」
「ありがとう。篝」
蛇足。数日後の話。
『お前を好きになる努力をしたいとおもう』
「言うねぇ!」
「うるさい。あとそのボイスレコードは何だ。消せアザゼル」
「やーだね。せっかく黒歌が渡してくれたんだ暫く酒の肴にさせてもらうぜ」
こそこそ逃げようとした淫乱ロリ猫の後頭部にエネルギー弾をぶち当てる。
「OK。戦争がしたいんだな?」
「おいおいサーゼクス達まで敵に回すのか?」
「なんだと?」
「サーゼクスとセラフォルーには黒歌が、八坂と九重にはジュスヘルが送ったぞ」
「黒歌!」
「きゃー犯されちゃうにゃー!」
「ジュスヘルはどこだ一発殴ってくる」
「さぁ? 今頃八坂の所じゃねぇのか? 戻ってきてからこっち入り浸ってるみたいだぜ」
このあと方々を殴って回った。
なお、父さんの無言のグッドサインが一番イラッときた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ