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蒼穹のカンヘル
三十八枚目
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の間に巫女装束着たのん?

「あらあら、随分かかりましたねリアス」

「しかたないじゃない」

「そうですね。それに篝に褒められて嬉しかったですか?」

「そうねっ! 私だもの! 似合ってとうぜんよっ!」

「いえ、篝に褒められ」

「そ、それより早く廻るわよっ!」

照れてる。かわいい。

「はいはい」












お化け屋敷やら忍者屋敷やらを廻って、お土産も買った。

平服に着替え直したリーアちゃんが模造刀を抱き抱えている。

映画村を出て、駅まであるく。

「ふー。たのしかったわ!」

ご満足そうでなにより。

「左様ですか。ではそろそろ帰りましょうお嬢様。お父様とお母様が心配して居られましたよ」

「!?」

リーアちゃんがバッと振り返るとグレイフィアさんがたっていた。

いやまぁ、途中から気づいてはいたけどね。

「ぐ、グレイフィア!? なぜここに!?」

「昨日カガリ様がセラフォルー様経由でサーゼクス様にご連絡くださったからです」

リーアちゃんから睨まれた。

でもしかたないじゃないか。

放置してたら最悪の場合俺の首がスッパーンだからな。

「ぅー…」

「リーアちゃん。京都ならまた来ればいいんだよ。ね?」

「はぁ…。わかったわ…かえるわよ…。朱乃、白音、貴方達はもう少しカガリと居てあげなさい」

「ええ、そのつもりですわ」

「わかりました。リアス様」

リーアちゃんがグレイフィアさんに連れられて行った。

「グレイフィアさーん! 今度はミリキャスもつれてきてあげてくださいねー!」

グレイフィアさんが振り返ってひらひらと手を振った。

「これで面倒なお姫様は居なくなったにゃ。ねぇねぇ近くのラブホでしっぽりしにゃーい?」

と黒歌に後ろから抱きつかれた。

「お前がダイナマイトボディを取り返したら考えてやろう」

「酷いにゃ! 私は悪くないにゃ!」

「うるせぇ三味線にすんぞ」

「み”ゃ!?」

黒歌が飛び退いて、姉さんにうしろから抱かれた。

「あんまり虐めてはいけませんよ篝」

黒歌をあすなろ抱きにする姉さんが咎めるように言った。

「いやこいつ本当は年上だから大丈夫。何れだけ虐めても良心は痛まない」

クイクイと九重に袖を引かれた。

「篝、御主サディストとかいう奴か? 」

「Mではないと思いたい」

でもなー。俺父さんの子供なんだよなー。

あの人ドMだしなー…。

「あら、篝はマゾの素質はあるはずですよ?
何せおと……いえ、翼を撫でられている時の顔は嗜虐心をくすぐりますし」

「ヴァーリー。俺姉さんとのつ
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