145部分:第十三話 贖罪その八
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「この娘達、許してくれるのね」
「・・・・・・・・・」
無言だった。だが、だ。確かに首を縦に振った。それが何よりの証拠だった。
「忘れることはできないけれど。いいわ」
「有り難う・・・・・・」
弥生もだった。自然に涙を流していた。
「この娘達を許してくれて」
「うん・・・・・・」
神無は今度は声を出して頷いてみせた。そうしてだった。
まずはだ。弥生に言った。
「私ね」
「ええ」
「本当にずっと辛かった」
このことはだ。言わずにはいられなかった。
「それでも。他の人が。私をいじめていた相手でも」
「如月達も?」
「ええ。辛い目に遭うのは駄目だと思うの」
こう言うのだった。
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