ある学校の階段の怪談
Part.2
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《目星》するまでもないのであしからず。
「なんだただのトラップでヤンスか。もう探索する場所はないでヤンスね。一応トイレ全体に《目星》をしておくでヤンス」
滝谷《目星》80 → 84 失敗
特に気になる者は目に入りませんでした。
「失敗でヤンスか……でも多分大丈夫でヤンスね。小生は男子トイレから出て我那覇氏が出てくるのを待つとするでヤンス」
わかりました。続きまして響のシーンです。
女子トイレも男子トイレと同じく、水は流れません。トイレは個室が5つのみ。えー、ぶっちゃけやることは滝谷と同じです。探索しますか?
「するぞ。あたりまえじゃないか。個室全部を探索した後に《日本語》だな」
響《日本語》50 → 72 失敗
「あ、失敗しちゃったぞ。ダメだ読めないなぁ……。仕方ないか。自分も《目星》をしてトイレから出よう」
響《目星》80 → 30 成功
あー……うん、じゃあ先程の《日本語》の判定をクリアしたことにします。先程の個室にこんな落書きを見つけることができました。
・『あんな不気味な像さえなければ……いっそ壊せたらどんなに楽か……』
「不気味な像……あぁ屋上の。まぁ、これでどんなシナリオなのかは大方検討が着いたぞ。GM、自分もトイレから出る。誠と合流だ」
了解しました。
「よし、合流でヤンスね。どうでヤンス、なにかあったでヤンスか?」
「見つけたと言えば見つけたぞ。どうやらここの生徒、屋上のその呪いの彫像だったか? それに対して相当の嫌悪感があったらしい。壊したくてたまらなかったみたいだぞ。そう落書きしちゃうくらいにだ」
「そっちにも落書きがあったでヤンスね。こっちにもあったでヤンス。どうやらこの学校、10回校則違反をすると何か恐ろしいことが起きるらしいでヤンスよ」
「そうなのか? 10回か……自分たち、どれだけ悪いことしているんだろうな」
「さぁ、どうなんでヤンスね。考えたところで仕方ないでヤンス。これから気をつけるしかないでヤンスよ」
「そうだな。じゃあ次の部屋に行くか」
「そうでヤンスね。隣の、階段の横にある教室を調べるでヤンス」
わかりました。トイレの隣の教室は、1年生が利用していた教室のようです。2つある出入り口の一方に『1年』と書かれたプレートがあります。扉は開いています。
「じゃあ入るでヤンス」
「その後に続いて入った後、教室のドアを閉めるぞ」
1年生の教室は古ぼけており、30個ほどしかない埃を被った机と椅子がめちゃくちゃに並んでいます。それ以外には前後にある黒板と掃除ロッカーが目に入り、前にある黒板の隣には玄関にあったものと同じ掲示板があります。
「掲示板でヤンスか。気になる
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