ある学校の階段の怪談
Part.2
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
誤魔化すぞ」
「そうなんだ。でもこれで問題が1つ解決したよ。みんな、このスリッパを履こう」
「え? どうしてかしら?」
「掲示板に書かれていたんだよ。土足厳禁、ってね」
「ああ成程でヤンス。このまま入ったら悪いことになっちゃうわけでヤンスね。他に何か書かれていなかったでヤンスか?」
「大声禁止、廊下と階段を走るの禁止、暴力厳禁、屋上に行くの禁止、だったかな」
「あ、やっば。自分さっきから大きな声出しまくりだぞ」
「あんだけ歌って踊ってたらねぇ……」
「小生も大声を出していたでヤンスね。これはちょっと気を付けた方が良さそうでヤンス。些細なことがとんでもないミスに繋がっている可能性が高いでヤンスよ」
「うん。だからみんな、ここにいる間はなるべく慎重に行動しようよ」
「そうでヤンスね、と言いつつスリッパに履き替えて、元々履いていた靴は綺麗に揃えて靴箱側に置いておくでヤンス」
「有言実行の早いやつね。私も同じことをするわ」
「自分もやるぞ」
「当然私もそうするわ」
良識を持つ探索者たちでGMも感激ですよ。
さて、あらかた昇降口を探索し終えたところですが次はどこへ向かいますか? ちなみに今は校舎に入ってから20分程度経過していますよ。
2手に分かれて探索するもよし、4つ部屋がありますから1人ずつ探索するもよし、はたまた全員固まって1か所を集中的に探索するもよしです。
「遠回しに時間を忠告してきているでヤンスな。どうするでヤンス? 安全に行くなら固まって行動する方がいいでヤンスが」
「2人ずつのチームに分かれて、それぞれ探索するのが賢明なんじゃないかな?」
「まだ単独行動しても大丈夫な気がしないでもないけど?」
「いや、2人なら相方が失敗した時にフォローができるし、何かあったときにできることが増えるぞ。自分は2手に分かれて行動することに賛成する。それにそっちの方がふざけやすいしな」
「それもそうね。じゃあ私もそれに乗っかるとするわ」
「だったら小生も乗るでヤンスよ。変に意見はっても仕方ないでヤンスからな」
「決定ね。じゃあチーム分けをしよっか。私と永琳、そして滝谷君と響ちゃんでどう?」
「順当でヤンスね。色んな意味でヤンスが」
ではその2チームに分かれて探索をする、と。ではここでシーンを切りましょう。
まずは滝谷と響のシーンからです。西側と東側、どちらを調べますか?
「そうでヤンスね。東側はどうでヤンスか、我那覇氏?」
「あまり変わらなさそうだし、いいんじゃないか?」
「よし、それでは小生たちは東側を探索するでヤンス。じゃあまた後でヤンスと小さな声で毛利氏と八意氏に言いつつ手を振りながら向かうでヤンス
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ