ある学校の階段の怪談
Part.2
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のです。《日本語》に成功すれば読めますよ。
「ふーん、じゃあ振ってみようかな」
蘭《日本語》70 → 32 成功
では蘭は見づらい2枚の張り紙を読むことが出来ました。
・『大声で騒がない』
・『暴力厳禁』
「うーん、普通なんだけど少し徹底しすぎだね。にしても、こんなわかりやすいところにあるなら守ったほうが良さそうだね。このことはすぐにみんなに知らせようかな。……そういえば田中君は大丈夫なのかな? もう3つも破っちゃっているけど」
そんな心配を蘭がし始めたところで今度は下駄箱組の探索です。
まず滝谷と永琳。2人は協力して反対から下駄箱を開けて調べてみますが、何も見つけることができませんでした。《目星》を振るまでもありません。
ただ、来客用の下駄箱を調べた響は中から綺麗なスリッパが5セットあることに気付きます。
「スリッパ? しかも綺麗なのか?」
ええ、綺麗です。
「……スリッパに対して《目星》をしてみるぞ」
響《目星》80 → 70 成功
そのスリッパは何年も放置された廃校にある物とはとても思えないほどに綺麗で清潔な物であるということがわかります。まるで新品のようです。……そして、その5セットのスリッパの大きさが全部バラバラであることも気付きます。
そのことに気付いた我那覇くん、《アイデア》チェックをお願いします。
「あ、やばい。これアレだ。トラップだ」
響《アイデア》85 → 59 成功
成功した我那覇くんはさらにあることに気付いてしまいます。
このスリッパ、5セットあるうちの1つが自分の足にジャストフィットする大きさだということに。そして今日ここに訪れた人数が、このスリッパとセット数と同じ5人だということに。
……そう。まるで自分たちがここに訪れることを知っていたかのように、全員分のスリッパが用意されていたのです。
偶然とは思えない不気味な出来事に気付いてしまった我那覇くん、0/1D3の《SAN》チェックです。
「やっぱりトラップだった! いらないこと調べちゃったぞ!」
響《SAN》46 → 52 失敗
「(コロコロ)……1。よかった……とりあえずみんなに知らせよう。でも《SAN》値が減っちゃうかもしれないから、ここは4つだけ出して数は誤魔化すことにしよう。みんなー! スリッパ見つけたぞー! と大きな声で伝える」
「じゃあ呼ばれたから来るでヤンス。おお、スリッパでヤンスか」
「私も響の声がしたほうへ行くわ」
「ああ、そんなに大声出したらダメだよって頭を抱えながら響ちゃんの方へ向かうよ。あれ? なんか凄い綺麗な気がするね、そのスリッパ」
「なるべく綺麗なやつを選んだからな、みたいな感じで
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