ある学校の階段の怪談
Part.1
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さてさて全員揃いましたし、そろそろ始めていきましょう。TRPG【クトゥルフ呼び声】のセッションを始めます。
「「「「はーい」」」」
今回のプレイヤーは4人。GMは私、射命丸の中の人が務めさせていただきます。
シナリオはpixivに掲載されております、あぁ無情様作成の【ある学校の階段の怪談】を私なりに少しアレンジしたものとなっております。
「シナリオ背景とお勧め技能を教えてくれ」
舞台は2015年の日本、夏の夜の廃校となった高校の校舎です。時刻はそうですね、午前2時としましょうか。
「丑三つ時の廃校、しかも季節は夏か。肝試しに来たみたいだな」
そうですね。肝試しでも誰かからの依頼でも取材でも構いません。あなたたちがなにか、ごく自然な理由で同時にそこに訪れることができるのならば動機は割とどうでもいいです。
さて、まずあなたたち4人にキャラクターシートを作成していただくわけなのですが、1つ制限を加えさせていただきます。
「制限?」
「職業縛りとかかな?」
まぁそんな感じです。制限というより、シナリオを円滑に進めるための処置ですね。
あなたたち4人……まぁ正しくは私のほうで用意したNPCを含めた5人は全員顔見知りでそこそこの交友がある、もしくは過去に交友があったという設定にしてください。自然な物であれば職業はバラバラでも構いませんが、ある程度纏まっていた方が楽かもしれませんね。
推奨職業は【学生】【探偵】【犯罪者】【ジャーナリスト】です。技能も普通の探索技能を推します。《目星》《聞き耳》《図書館》ですね。
「なるほど」
ただそれはGMである私の単なる我儘。ある意味TRPG一番の楽しみであるPC作成に制限を掛けてしまうお詫びとしまして、今回のセッションはいつものキャラ作成時に決めていただくPCの特徴2つを、1つは自分の好きなもの、もう1つは1D6と1D10でランダムに決めていただきます。強制バッステ付与がなくなるということです。
「なるほど、いいですね」
「探索者にとってもそうしてもらった方がありがたいし、ちょっと気合を入れるとするわ」
ご協力感謝します。では皆さん、自分の分身となるPCを作成してください。
「「「「はーい」」」」
「……あ、自分の《STR》3だ」
「粗大ゴミがいるわね……あ、私の《SIZ》9ね。お子様体型だわ……」
「あんたらは……あ、俺の《APP》5だ。《STR》も平凡だし、どうしようもないな……」
「私は普通なんだけど……みんな、ステータスが極端だね」
……大丈夫なんでしょうかね。
――――・――――・――――・――――
はい。決まったようですね。
ふむ……なる
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