ある学校の階段の怪談
Part.1
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「ハアァッ!!」
蘭《武道(柔道)》68 → 54 成功
蘭《キック》80 → 09 成功
2D6+1D4 → 7
人間なら吹き飛ぶダメージを受けた扉ですが、何事もなかったかのようにそこに佇んでいます。とても先ほど田中が石を使って破った扉と同じ物とは思えません。
「……鍵はかかっていて、扉は開かないし壊れないし、窓すら割れない……か。ダメ元で聞いてみるけど、携帯電話はどう? 取り出して確認してみる」
圏外です。
「そうよね……」
おっと、ここで終わりにしませんよ。携帯電話の画面を見た蘭は圏外の文字を確認した直後、ディスプレイが不自然に歪み始めたことに気付きます。やがてその歪みから何かが表示されました。
それは不気味な白い腕。掌に牙の携えた裂けた口がおぞましくも開き、赤く滑る舌がまるでヘビのようにうねる。
この恐ろしい画像を目撃した蘭は1D2/1D6《SAN》チェックです。
蘭《SAN》55 → 42 成功
「(コロコロ)……2。一瞬引き攣ったけど、隠して何事もなかったかのように装って圏外だということをみんなに伝えるわ」
「どうしたでヤンスか毛利氏。何かあったでヤンスか?」
「う、ううん、なんでもない。圏外なのを見て引き攣っただけだから……」
「こ、これってつまり……そういうことか?」
「そうね……閉じ込められちゃったてことよね?」
「ははは、これはとんだ記事になりそうでヤンスね……」
そう、あなたたちは閉じ込められてしまったのです。しかも決して人間の仕業でなく、何か得体のしれない力によって、おそらく誰も近づかないであろう人気のない夜の廃校舎内に。
自分たちが置かれた状況、及び恐ろしい力の片鱗を目撃してしまったあなたたち。《SAN》チェックのお時間です。1/1D3+1です。
「連続チェックか……今回のシナリオは正気度をガリガリ削っていくスタイルらしいな」
滝谷《SAN》64 → 57 成功
永琳《SAN》68 → 82 失敗
響 《SAN》47 → 93 失敗
蘭 《SAN》53 → 81 失敗
「(コロコロ)……4。ぐ、最大値ね」
「(コロコロ)……ほっ、2だ」
「(コロコロ)……2」
「さってと、これはどうやって脱出するでヤンスかねぇ」
「そうね。こんな怖いところから脱出できる手段を捜しましょう」
「2人とも切り替え早すぎじゃないかしら? 特に蘭」
「原作じゃもう少し動揺してただろ?」
「刑事になって少しはマシになったからってことにしておいてくれる?」
「小生はオタクモードの滝谷でヤンスからねぇ。ファフくんも普通に家に泊めちゃう人間でヤンスよ?」
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