ある学校の階段の怪談
Part.1
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滝谷《SAN》65 → 05 クリティカル
永琳《SAN》70 → 41 成功
響 《SAN》50 → 30 成功
蘭 《SAN》55 → 82 失敗
「あ、私だけ失敗。何点の正気度減少かな?」
挨拶代わりって言ったでしょう? 挨拶は1点と相場が決まっていますよ。蘭は1点の《SAN》値減少です。成功した3人に減少はありません。クリティカルの滝谷は……まぁ特にないですね。
「それにしてもなんだかその……怖いよここ、って感じで震えるよ。原作の毛利蘭もホラーは苦手って設定だしね」
では蘭がそう怯えますと、軽く笑った田中が煽ってきます。
「なんだよ毛利、もうビビってんのか?」
「だって……」
「田中氏、あんまり女の子をイジメるのは良くないでヤンスよ」
「そうだぞ。大丈夫だぞ、蘭。完璧な自分が付いているからお化けなんて怖くないぞ」
「第一そんな非化学なものが存在するわけないでしょう、と蘭の背中をさすってあげる」
さてさて廃校の前でいつまでもロールプレイしていないで進めますよ。と、その前に1つ。ここであなたたちの持ち物をチェックさせていただきます。
「持ち検? どうして?」
この後のシナリオ展開に大きく左右するからです。あ、ちなみに絶対に持っていないといけないようなアイテムはありませんので、ふと思い浮かんだ肝試しに持っていくものを言ってくだされば結構ですよ。
「では小生から。懐中電灯、ライター、携帯電話、財布、カメラ、メモ帳にボールペン、それから煙草でヤンス。小生、喫煙者でヤンスから」
なるほど。他の皆さんはどうですか?
「私も京太郎と同じかな」
「蘭あなた喫煙者だったの?」
「お父さんがヘビースモーカーだから」
「何でもかんでも小五郎のおっちゃんのせいにするのはどうかと思うぞ。自分は煙草とかライターはないぞ。御守りも追加して……あ、あとマイマイクを持っているぞ。音楽プレイヤーもだ」
マイク!? 音楽プレイヤー!? なんでそんなもの持ち込んでいるんですか!?
「歌うからに決まっているぞ。心霊スポットで単独ライブだ。無料だぞ」
「それは楽しみね。あ、私はマイクとか音楽プレイヤー以外、響と同じよ」
ふむ……そうですか。わかりました。
「なんでこんなチェックを今更してきたのかが気になるでヤンスが……ま、後々わかるでヤンスね」
「GM、私たちは肝試しに来たんでしょう? 早く学校内に入ろう。私は懐中電灯の明かりを灯すわ」
「あ。じゃあ私も懐中電灯をスタンバイさせるわ」
「勿論自分もだぞ」
「同じくだ」
そうですね。ある程度の処理も終わりましたし、敷地に突入しましょう。
「あ、敷地
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