ある学校の階段の怪談
Part.1
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「まぁ……そうね。いつまでもここで震えていたって仕方ないし、脱出手段を探しましょう。怪我したら私に頼って頂戴」
「……そうだな。元とはいえアイドルの自分が元気ないのは駄目だよな。というわけでGM! 自分はここでライブをするぞ!」
え、ちょ……。
「怖いのなんて払拭するためによりダンサブルなものを歌うぞ! 《跳躍》も交えて判定だ!」
響《芸術》80 → 34 成功
響《芸術(歌唱)》80 → 72 成功
響《跳躍》65 → 38 成功
それでは響は廃校の昇降口でライブを始めました。
夜のしんとした校内で元気いっぱいな響の歌声が名前の通り響き渡る。持ち前の身体能力をフルに活用したダンスは動きの1つ1つは激しいのに、それ出ていてバタバタとした靴音を立てないように気を使えた上級者でないと踊れないものでした。ポニーテールを揺らして高く飛び跳ねる姿も非常に愛らしく、とても三十路過ぎに見えないくらいのフレッシュな彼女。一曲歌い終った後も笑顔を崩さず、息も切らしていない彼女はとてもお箸を持つのがやっとな貧弱女子には見えない輝かしいものでした。
そんな彼女の歌を聞き、ダンスを見たあなたたちは今自分たちが割と危険な状況下に置かれていることも忘れ、ただただ彼女の声仕草1つも逃さないように食い入るように見ていました。皆さん《SAN》を1回復させていいですよ。
「よっしゃあ! みんな一緒に元気に家に帰るぞー!」
「その意気でヤンス! このことはしっかりと記事にするでヤンスから期待しているでヤンスよ!」
はい、では今回はここまで。次回から本格的な探索をしましょうね。
――To be continued…
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