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社会人共がクトゥルフやった時のリプレイ
大神村の怪異
Part.Extra2
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「なるほどね。じゃあ、まぁ、ある程度全員の秘密がわかったところで、ぶっちゃけトークをしましょう。みんなどうせチャットでGMと秘密裏に何かやってたでしょ? みんな何やってたの? ちなみに私は本当に何もやってないわ。最初のバスシーンでNPC全員に《心理学》仕掛けた程度よ。あとは味方になりそうな人がいないかを様子見してたわね」

「私も特には何も。お嬢様と情報を共有したかったですし、『記憶喪失』って設定だったので隠す必要もなかったですしね」

「俺も特に何もしていないな。そういえば白夜。なんで俺が拳銃持っているのを知ってた? そんな仕草見せてないだろ」

「バス紹介の時に公務員っておまえが言った瞬間に、おまえのことを警察って悟ったからな。《隠す》と《目星》を併用してロールしたらGMから情報を貰った」

「そういうことか」

「私はレミリアのことをずっと警戒してた。私、肉体面じゃ最強だけど呪術系には弱いんだ。人狼だったら狐は占い師に占われたら死んじまうだろ? だから秘密公開するまではあんまり関わらないように徹底してた。それに私のクリア条件は誰にも秘密を悟らせずに無事生還だからな。目立たないように戦闘以外は大人しくしていたんだ」

 咏の場合は正体がバレたら食屍鬼たちの良い的でした。生け贄用のNPCを無視してあなたから殺しにかかっていましたよ。加えて村長の持っていた薙刀には呪文【刀身を清める】が掛かっていましたので貫かれたらお終いでした。

「あっぶねえな」

「俺の目的は神話的な物質や生物を持ち帰ることだったから最後に食屍鬼の死体を回収したんだ。最初は咲夜のペンダントを盗もうと思っていたんだよ」

「え? そうだったんですか?」

「俺もレミリアか咲夜が神話生物じゃないかと思って警戒していたんだ。占いとかやっているし、吸血鬼って設定でそのキャラにしたんじゃないかなってな。ほら、昼食のシーンでおまえたちの、特に咲夜のことを結構訊いてただろ?」

「言われてみればそうだったわね。あなただけは私たちに結構グイグイ質問していたかも」

「ああ。ペンダントの話題を持ち出したときに《クトゥルフ神話》技能使ってみて失敗しちまったから結果はただの石ころ止まり。断念せざるを得なかったよ。ちなみに成功していたらどうだったんだい?」

 しっかり情報を渡していました。あのペンダントからは豊穣神の力の波動に近い力が込められていると。

「じゃあ間違いなく盗んでたな。夜寝静まり返った時にでも。《隠れる》も《隠す》も《忍び歩き》も技能取ってたし。盗んでたらどうなってたGM」

 咲夜の身体から100メートル以上離れた瞬間にシュブ=ニグラスの力が暴走し、咲夜は邪神シュブ=ニグラスに変貌して、大神村の生物全てを滅ぼしていました。恐
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