大神村の怪異
Part.9
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にしましょう。ここじゃあ落ち着かないし、別の場所で休みましょう」
「え……よろしいのですか? お嬢様、私は……」
「人間じゃなくてもあなたは私の咲夜よ。私の満月なのよ。あなたを手放すなんて考えられないわ。あなたこそ、勝手に私の前から消えるなんて許さないわよ」
「……はい、この咲夜。この命尽きるまでお嬢様のおそばにおります」
「あのさぁ、レミ咲劇場を開いているとこ悪いんだが、1つ聞いていいか?」
「ああ、ごめんなさいね。いいわよ」
「十六夜さん、あんたその……神様なんだろう?」
「ええ、まぁ、そうですね」
「じゃあさ……ここから脱出できる魔法とか、ないか?」
「……あ、ありますね。私、呪文【門の創造】を持ってます。これで一応、この村から脱出できます」
「よし、これで出られるぞ」
「それぞれ帰りたいところにワープさせてもらおう。出来るか、十六夜さん?」
「ええっと、私の《MP》はあと58ありますから、出来ると思いますよ」
「それじゃあ脱出しましょう。この分じゃあ、助けなんてこないでしょうし。そういえば、遊星さんはどうするの?」
「俺か……俺はこの事件の真相をできれば公表したい。だが、こんなことをしたら日本中が混乱する。……ここは黙っておこうと思う。真相は闇の中だ。だが、せめて内藤さんだけでも供養させてやりたい」
「大丈夫よ。私が最期に会って、話をしてきたから。ただ、ご家族の所に連れて行ってあげたいわ」
「でもどう説明するつもりだ? 刺し傷ならなんとかなっても歯形は誤魔化せないぜ?」
「……ダメか。じゃあせめて埋めてあげよう。彼女は本当に被害者なんだからな」
「だな。内藤さんは埋めてやろう。こんな場所に埋めちまうのは正直可哀そうだけどねい……」
「仕方がない。俺たち6人だけの秘密だ。咲夜のことも永遠の秘密だ。いいな?」
「「「「頷(きます、くわ、く)」」」」
「というわけでGM、俺たちは内藤さんを埋葬してこの村から立ち去る」
「あ、俺は食屍鬼の死体を1つ持っていきたい。研究したい。勿論秘密裏にだけどな」
「好きにしてくれ。これで全員無事生還だ!」
「ハッピーエンドね」
はーい。ではエンディング行きます。
――――・――――・――――・――――
はい、探索者の皆さん、全員無事生還おめでとうございます。ぶっちゃけですね、このシナリオはグッドエンドかバッドエンドかの天国と地獄シナリオでしたから、大丈夫かなと思って私もハラハラしていました。
ではそれぞれの後日談と行きましょう。
まずは遊星の個別エンディングです。
えー、不動遊星捜査官。真相にはたどり着くことは出来ましたが……とて
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