大神村の怪異
Part.5
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ありがとうございます。それからいいことを聞いてくださいました。怪談話の中に出てきた単語のいくつかを解説します。
人狼。完全な人間に化けることのできる怪物であり、夜な夜な人間を襲います。
看破の術師。誰が人狼であるかを看破する能力を持った人間です。
降霊術師。亡くなった人間との交信をすることのできる人間です。
防衛術師。人狼から唯一人々を救うことのできる力を持つ人間です。……以上でございます。
「裏切り者とかはないんだな。普通の人狼以下だな」
村長によりますと、かの人狼ゲームもこれと同じような伝説から作られたゲームであり、人狼と呼ばれる怪物は世界中のどこかに今も存在するのかもしれない。という感じでしまりました。
「感想を言おうか。俺は人狼ゲームをやったことはないから、新鮮な話だった。面白かったぞ」
「ほっほっほ、ありがとうございますですじゃ。さぁさ、皆さんもご自慢の怪談話がございましたならばご披露してくだされ。今夜は存分に怪談に花咲かせましょうぞ」
という感じで皆さんは10時くらいまで怪談をしました。その後皆さんは民宿へ戻り、お風呂に入って就寝します。時間を一気に進めていきます。
朝になりました。現在時刻は午前5時です……皆さん、《聞き耳》判定をよろしくお願いします。
遊星 《聞き耳》56 → 29 成功
レミリア《聞き耳》63 → 39 成功
咲夜 《聞き耳》45 → 04 クリティカル
咏 《聞き耳》35 → 02 クリティカル
白夜 《聞き耳》25 → 68 失敗
あらら。じゃあクリティカルを出した咲夜は1日寝て昨日の怪我が回復したことにしましょう。《耐久力》を元に戻してください。
咲夜 《耐久力》12 → 14
咏は……どうしましょうか。起きたときに寝癖がついてなかったということで。朝の手間が少し省けて良かったですね。
「くっそどうでもよかったぜ」
「そんなことより《聞き耳》成功だ。どうしたんだ」
そうでしたそうでした。えー、《聞き耳》に成功した皆さんは女性の悲鳴が聞こえて目を覚まします。白夜は気付かないでぐーすか寝ています。
「呑気なやつだ。俺は悲鳴のした方へ向かうぞ。どうした!? なにがあったんだ!?」
「私は飛び起きて部屋の外に出ます。何事ですか!? お嬢様!? お嬢様!?」
「私も起きて部屋から出るわ。なによ、騒々しいわねって感じで目をこすりながらね」
「私も部屋から出ようかねい。なんだ? どうしたんだ? すげー声したけどよ」
「GM、悲鳴はどこから聞こえた! 誰の声だかわかるか!」
旅館の女将さんのものです。それから12番の部屋の扉が開いています。今の悲鳴を聞きつけたのはあな
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