大神村の怪異
Part.4
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屋はどうなっているのかしら? 《目星》を振らない範囲でわかることを教えて頂戴」
机の上に急須と緑茶の入った湯飲みが置いてあり、その前に座布団が1枚置いてあったことから休憩していたことがわかります。
あと部屋が少し暑いです。内藤さんも汗を流しています。
「お疲れのところ邪魔してごめんなさいね。ただの挨拶回りよ」
「そうだったんですか。大丈夫ですよ、お気遣いなくです」
「そう。ところでお茶を飲んでいたのね。冷たいお茶かしら?」
「いえ、温かいお茶ですよ。電気のポットがないから暖炉で沸かしていたんです。新鮮だったんですけど暑くて」
「ああ、だからこんなにこの部屋だけ暑かったのね」
「そうなんですよ。もう暖炉の火は消したので少ししたら常温になるはずなんですけどね」
「沸かす水はどこから持ってこられたのですか?」
「旅館を出てすぐ左側に行ったところにある井戸からです。桶もそこにありますから自由に借りていいらしいですよ。歩いて3分くらいの所です」
「なるほど、ありがとうございます」
「邪魔したわね、内藤さん。素晴らしいガイドだったわ。テレビに出たときにうっかりあなたのこと喋っちゃってもいいかしら?」
「え、私は普通のことをしていただけなのですが……いいですし、嬉しいんですけど少し照れくさいです」
「私が勝手に感謝しているだけよ。それじゃあ、ゆっくりね。邪魔したわ」
「はい。また夕食の時にご案内しますね」
「12番の部屋から出るわ。いい人ね、内藤さん」
「そうですね。では次は11番でしょうか」
「そうね。11番の部屋に行きましょう」
「ノックします。反応はありますか?」
反応はありません。
「ふーん。《聞き耳》を立ててみましょう」
「お嬢様、まずは私が。お嬢様の体裁のために」
「そうね。じゃあ先に頼むわ」
咲夜 《聞き耳》45 → 96 ファンブル
「あ」
「あ」
ふぁ、ファンブルですか。うーん……じゃあ扉に耳を翳したら丁度ささくれだったところが耳に刺さったことにしましょう。1点のダメージです。
咲夜 《耐久力》14 → 13
「いっ!?」
「ど、どうしたの咲夜、耳を抑えて。って血が出ているじゃないの!」
「だ、大丈夫です、お嬢様。ちょっとそこのささくれに刺さっただけですから。お気をつけてください」
「あなたこそ気を付けなさい。でもそのおっちょこちょいなところも可愛いわ。今度は私が《聞き耳》するわ。ささくれの所は避ける」
レミリア《聞き耳》63 → 99 ファンブル
「……え?」
「え?」
ま、またファンブルですか……じゃあレミリアさんは咲夜とは違
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