大神村の怪異
Part.4
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でも40程度じゃないですか毎回。ロールプレイとかキャラ作りのために技能振っているばっかりに《目星》を取る枠がないのは納得できますが。
「あんたは毎回50前後だもんね。技能全部」
50パーセントあれば何でもできるが私の持論です。実際それで結構乗り切っていますしね。
「私たちはロールプレイで乗り切るからいいのよ。まぁでも多分この部屋には何もないでしょう。咲夜と合流しましょう」
「私はすでにお嬢様のお部屋の前にいます。ノックをしましょう。コンコンコンコン。お嬢様、お迎えに参りました」
「待たせたわね、咲夜。さて何をしましょうか」
「とりあえずこの宿にいる人たちの所に向かいませんか? 何人かはもう寛いでいることでしょうし」
「そうね。誰がどの部屋に泊まるのかも知っておきたいし、挨拶しに行きましょうか」
「ということでGM。私とお嬢様の2人で旅館の部屋巡りをします。1番の部屋から行きましょうか」
「順番でいいわ」
「では1番の部屋をノックします」
ノック以前に扉が開いています。誰もいないようです。
「人がいない部屋は開きっぱなしのようですね。では扉が閉まっている部屋はありますか?」
6番、8番、9番、11番、12番の部屋の扉が閉まっています。
「じゃあ6番の部屋から順番に行きましょう」
「では6番の扉をノックします。反応はありますか?」
扉の向こうから女性の声で「ど、どうぞ」とどもるような返事がしました。
「じゃあ入りましょう。失礼するわ」
「お嬢様に続いて入ります」
6番の部屋には大人しそうな雰囲気の少女がいました。ツアー客NPC1、水戸夏希です。
水戸は机の上に雑誌を何冊が取り出している。手に開いた状態の雑誌を持っていることから、それを読んでいたみたいですね。
「え、えっと……レミリアさんと十六夜さん。どうしましたか?」
「ただの挨拶回りよ水戸さん。個人で挨拶はしていなかったからね」
「そうですか……。2日間、よろしくお願いします」
「ええ、よろしくね。それじゃあまたね」
「私からも、よろしくお願いします」
「はい、また……」
「GM、6番の部屋から出るわ。特に怪しい雰囲気はなかったわね。次は6番に一番近い部屋に行くわ」
12番の部屋が近いです。
「では12番ですね。ノックをしましょう」
「はい」と綺麗な声ですぐに反応が返ってきます。ツアーガイドの内藤さんの部屋ですね。
「失礼するわ。こんにちは内藤さん」
「お世話になっております」
「こんにちは。レミリアさんと十六夜さんですね。どうかなさいましたか? 何かご不明な点がございましたか?」
「内藤さんの部
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